次に、宮崎のコミュニティー事情や勉強会活動状況をお伝えします
宮崎には「宮崎IT関連勉強会」というエンジニアコミュニティーがあります。
SlackやFacebookを活用しており、勉強会を開催したいときはFacebookで告知をすると宮崎中のエンジニアが見てくれます。Facebookのグループは、現在422人が参加しています。
勉強会とは全然関係ありませんが、Facebookには「宮崎ラーメン部」というグループもあります。
参加者は現在1万1162人!
宮崎人限定、カップラーメン不可、県外のラーメン不可。宮崎県内のラーメン屋の感想と写真をアップするローカル限定のグループです。感想をアップするだけで、100件近くの「いいね」が集まります。
勉強会は、東京と比べると数は圧倒的に少ないのですが、それなりに活動している方だと思います。
特筆すべきは、参加率の高さ。東京の勉強会ではドタキャン問題がよく発生しますが、宮崎ではこのような問題はありません。
勉強会を開催すれば、申し込みをした人のほぼ100%が参加します。やむを得ず来られない場合も、大体連絡があります。これは宮崎の県民性なのかもしれませんね。
鹿児島のエンジニアコミュニティーとの合同の勉強会も、頻繁に開催しています。
リモートの読書会や、LT大会を兼ねた忘年会、設計の勉強会、アジャイル開発の勉強会などを年に数回開催しています。
先日は、東京の著名人を呼ぶ大掛かりなイベントを鹿児島で開催しました。
アラタナは社内勉強会を活発に行っています。
昼休みに3人の登壇者がフリーテーマでLTをする「テックランチ」や「読書会」「ドメイン駆動設計勉強会」などを開催しています。
月に1回開催しているテックランチは、毎回盛り上がります。普段は外食のメンバーも、この日はお弁当を買ってLTを聞きながらご飯を食べています。
2018年は、協力企業との合同勉強会も行いました。
アラタナのメンバーが宮崎から東京へ伺い、事業にまつわる技術の共有をお互いがガッツリ行いました。
最近はZOOMなどでリモート参加できるコミュニティーが増え、宮崎にいながら東京の勉強会にZOOM越しに登壇してLTを行うこともできました。
聴衆の顔は見えないのですが、意外ときちんと聞いて、感想もいただけました。遠く離れた土地の人に言葉が届いたのは本当にうれしいことでした。
宮崎は全国の天気予報にも出ないような土地です。しかし、エンジニア同士が活発に活動し、コミュニティーもそれなりに充実しています。
FacebookやSlackなどのコミュニケーション手段の発達もあり、お隣の鹿児島と交流したり、リモート越しに東京とも勉強会を行ったりしています。
もはや、地方だから知識が得られないなんて時代は終わったのだと感じます。
宮崎は物価が安く、海も山もあり、自然豊かです。過ごしやすい気候も相まってか、のびのびとしているエンジニアが多くいます。エンジニアにとってとても良い環境なので、この記事を読んで興味を持っていただけたら、ぜひ遊びにきて下さい!
福島県出身、「翔んで埼玉」でおなじみ埼玉県育ちの41歳。
高校臨時教師などをへて、30歳手前でWebエンジニアに転身。
40歳手前で宮崎へ移住。「アラタナ」所属。
アラタナ3年目の現在は、APIサービスの開発/スクラムマスター業を主に担当。
宮崎の観光地はほぼ全て回った宮崎大好きエンジニア。
宮崎に移住してから山登りが趣味になった。アラタナやま部に所属。
写真は宮崎県の大浪池に登ったときに撮ってもらいました。
全国各地のU&Iターンエンジニアたちが、地方での生活の実情や所感などをセキララに伝えます。Uターン、Iターン、Jターンに興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
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