連載
SEと一級建築士、どっちが高年収?〜収入の「りある」:えんじにあ解体新書(8)(3/4 ページ)
SEの現実を分かりやすく解説する本連載。今回のテーマは「収入」です。SEの収入は他職種と比べて高いのでしょうか? そして、正社員と派遣やフリーランスの収入の違いは?――@ITだけの超「りある」なデータを基に解説します。
読者調査で分かった@IT読者の職種別年収
SEの仕事は、連載第1回「「忍」と書いてシステムエンジニアと読む〜仕事の「りある」」で紹介したように、多岐にわたります。
ここで、2015年9月に行った@ITの読者アンケートの結果を紹介します。表2は、「年収800万円以上の人の割合」を、職種別に集計した結果です。
※ 年収は自己申告
※ 年収ズバリではなく範囲を聞いたため、正確な平均年収は出せませんでした(例えば、年収が「1000万円以上」と答えた人が、実際に幾らもらっているのかが分からなかったため)
いわゆる上流工程といわれるフェイズを担当する人(ITコンサルタント、プロジェクトマネジャー、ITアーキテクト)の年収が高いことが分かります。
ITコンサルタントといえばシンクタンクです。その代表格の野村総合研究所の場合、平均年齢39.1歳で平均年収は1089万円(出典:会社四季報ONLINE「野村総合研究所」)です。
三菱総合研究所は平均年齢42.9歳で、年収982万円(出典:会社四季報ONLINE「三菱総合研究所」)です。シンクタンクは裁量労働制の勤務形態が多いので、人によっては長時間労働かもしれません。でも、これだけの年収がもらえるのはうらやましいですね。
同じアンケート調査の「あなたが将来希望する職務内容は?」という質問の回答は、1位はITコンサルタントでした。コンサルタントという仕事そのものも魅力もありますが、高年収という点も魅力なのかもしれません。
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