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Sambaの共有ディレクトリに書き込むユーザー名を統一するには
北浦訓行
2001/10/18
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Sambaの初期設定では、ある共有ディレクトリにファイルを作成した場合、そのファイルの所有者は作成した人のLinuxユーザー名になり、所有者だけが書き込めるようになる(ほかのユーザーはリードオンリー)。従って、そのままではある人が作成したファイルを別の人が修正することはできない。これを可能にするには、複数ユーザーで共有ディレクトリを使用するにはで紹介したグループ名で管理する方法もあるが、ユーザー管理という面ではrootの負担が増加してしまう。
部外秘などのプロジェクトを推進する場合はセキュリティに留意する必要があるが、部内のファイル交換などに使用するテンポラリの共有ディレクトリなどの目的には、共有ディレクトリにアクセスするときに強制的に特定のユーザー名が割り振られる方法が適している。
ここで紹介する設定を/etc/smb.confに行えば、例えば企画部の共有スペースである/home/kikaku-tmpにアクセスするときは、だれでも同じ名前(ここではfoo)になる。そのための設定は、/etc/smb.conf(Red
Hat Linux 7.1の場合は/etc/samba/smb.conf)に以下の設定を行う。
[kikaku-tmp]
comment = Kikaku-bu Temporary file space
path = /home/kikaku-tmp
read only = no
force user = foo ←ここにアクセスするときは全員fooとなる |
/etc/smb.confの編集が終わったら、以下のコマンドを実行してSambaを再起動する。
# /etc/rc.d/init.d/smb restart
Shutting down SMB services: [ OK ]
Shutting down NMB services: [ OK ]
Starting SMB services: [ OK ]
Starting NMB services: [ OK ] |
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