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「LI」と表示されてLinuxが起動しないときは

北浦訓行
2001/11/8

 インストール後にLinuxを起動すると、「LI」と表示されたまま動かなくなることがある。これにはいくつか原因が考えられる。1つは、よくいわれる1024シリンダの壁の問題だ。LILO 21.2までは、カーネルが1024シリンダ(容量で表すと約8.4Gbytes)以降に置かれると起動できない。これを回避するには、LILOを21.3以降のものにバージョンアップするか、カーネルを1023シリンダ以前に置くようにインストールする。具体的な方法としては、1023シリンダよりも前にパーティションを作成して、そのパーティションに/bootというディレクトリを作成する。そこにカーネルをインストールするのだ。

 次に考えられるのは、BIOSの設定でLBAモードが無効になっている場合だ。BIOSの画面を表示して、HDDが接続されているIDEポートのLBAを確認する。LBAが無効(Disable)になっているときは有効(Enable)にして、パーティションの作成やインストールを再度行う。

この画面はPhoenixBIOSのもの。設定方法はBIOSのメーカーやバージョンによって異なるので、マザーボードなどのマニュアルを参照する

 もう1つ考えられる原因は、lilo.confを変更したにもかかわらず、liloコマンドを実行しなかったときだ。その場合は、緊急用の起動ディスクで起動して、LILOを更新する。起動ディスクの作成法はブートディスクを作成するにはを参照。

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