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1024シリンダ以降のパーティションにあるカーネルをブートするには
北浦訓行
2001/11/8
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「LI」と表示されてLinuxが起動しないときはで説明したとおり、21.3よりも古いバージョンのLILOでは、カーネルが1024シリンダ(容量で表すと約8.4Gbytes)以降に置かれると起動できない。1024シリンダ以降にカーネルを置きたいときは、LILO
21.3以降を使用する。
また、LILOが21.3以降であっても、/etc/lilo.confで「lba32」というオプションが設定されていないと、1024シリンダ以降にあるカーネルを起動できないので注意が必要だ。例えば、Red
Hat Linux 7.1はデフォルトでは以下のようになっているので、「linear」を「lba32」に変更しなければならない。
boot=/dev/hda
map=/boot/map
install=/boot/boot.b
prompt
timeout=50
message=/boot/message.ja
linear ←ここを「lba32」に変更する
default=linux
image=/boot/vmlinuz-2.4.2-2
label=linux
initrd=/boot/initrd-2.4.2-2.img
read-only
root=/dev/hda1 |
/etc/lilo.confを変更した後は、必ずliloコマンドを実行して設定を反映させる。
# /sbin/lilo
Added linux * |
また、Red Hat Linux 7.1のパーティション設定ツールであるDisk Druidは、1024シリンダ以降に/bootなどのブート可能なパーティションを作ることができないので、fdiskを使用する必要がある。
なお、LILOのバージョンは-Vオプション付きでLILOを実行すると表示される。
$ /sbin/lilo -V
LILO version 21.4-4 |
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