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容量が動的に変化するRAMディスクを使うには
北浦訓行
2002/3/28
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RAMディスクを使うにはで紹介したRAMディスクは容量が固定されているので、容量の設定と実際の使用量によってはメモリに無駄ができてしまう。
仮想メモリベースのファイルシステムであるtmpfsを使用すれば、必要なサイズに応じてRAMディスクの容量が動的に変化するため、メモリを効率よく使用できる。また、RAMディスクはmke2fsコマンドでファイルシステムを作成しなければならないが、tmpfsはファイルシステムそのものなのでそのままmountコマンドでマウントできる。ただし、tmpfsはカーネル2.4からサポートされた機能なので、それ以前のカーネルでは使えない点に注意が必要だ。
最初に説明したとおり、tmpfsを使用するには単にマウントするだけでいい。tmpfs専用のマウントポイントは/dev/shmだ。以下は、最大容量を64Mbytesにしてマウントしている。
# mount -t tmpfs -o size=64m tmpfs /dev/shm |
また、以下のようにすると/tmpをRAM上に置くことができる。既存の/tmpにはアクセスできなくなるが、それ以外には何も問題は起きない。高速なディスクアクセスを必要とするときには有用だろう。
# mount -t tmpfs -o size=64m /dev/shm /tmp |
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