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X Window Systemの画面を消灯するには

北浦訓行
2002/4/11

 コンソールが消灯するのを防ぐにはでは、コンソール使用時に画面が真っ暗になってしまう現象を防ぐ設定を紹介したが、この機能はX Window Systemにも存在する。X Window Systemでは、これを「スクリーンセーバー」と呼んでいるが、「X Window Systemでスクリーンセーバーを有効・無効にするには」で解説したような、GNOMEやKDEのグラフィカルなスクリーンセーバー機能とは違って、単にブラックアウトするかX Window Systemの単色のロゴマークを表示するだけという、至ってシンプルなものだ。

 X Window Systemの画面を消灯する設定は、xsetコマンドで行う。設定する前に、現在の状態がどうなっているかを確認してみる。状態の確認は、qオプションを付けてxsetコマンドを実行する。

$ xset q
(省略)
Screen Saver:
  prefer blanking:  yes    allow exposures:  yes
  timeout:  0    cycle:  0
(省略)

 xsetコマンドでスクリーンセーバーの設定を行うときは、sオプションともう1つのオプションを付ける。例えば、スクリーンセーバーのオン/オフは以下のように設定する。

$ xset s on ←スクリーンセーバーをオン
$ xset s off ←スクリーンセーバーをオフ

 スクリーンが消灯するまでの時間(コンソールやマウスの操作がなくなってから、スクリーンセーバーが動き出すまでの時間)は秒単位で指定する。例えば、入力がなくなって10分後にスクリーンセーバーが動き出すようにする場合は、以下のように行う。

$ xset s 600

 また、画面を消灯(ブラックアウト)する場合はblankオプション

$ xset s blank

Xのロゴマークを表示する場合はnoblankオプション

$ xset s noblank

を指定する。

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