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Webminをインストールするには 北浦訓行 |
Webminを採用していないディストリビューションで使いたい場合は、自分でインストールする必要がある。
まず、WebminのWebサイト(http://www.webmin.com/)から最新版のRPMファイルをダウンロードする。2002年6月時点では、webmin-0.980-1.noarch.rpmが最新版だった。日本WebminユーザーズグループのWebページ(http://jp.webmin.com/)もあるので参考にするといいだろう。ちなみに、WebminにはPerl 5が必要だが、Red Hat Linux 7.3およびTurbolinux 7 Workstationにはインストールされている。
RPMファイルをダウンロードしたら、rpmコマンドでインストールする。
# rpm -ihv webmin-0.980-1.noarch.rpm |
インストールが終わったら、Webminを使ってみよう。Webブラウザで以下のURLにアクセスする。
http://localhost:10000 | ローカルからアクセスする場合 | ||
http://pc01:10000 | ホスト名を入力してアクセスする場合 | ||
http://192.168.0.1:10000 | IPアドレスを入力してアクセスする場合 |
インストールが成功していれば、Webminのログイン画面が表示されるはずだ。[Username]欄に「root」、[Password]欄にrootのパスワードを入力して[Login]ボタンをクリックする。すると、Webminの画面が表示される。
この状態では、メッセージはすべて英語になっている。Webminは日本語にも対応しているので、表示を日本語に切り替える。[Webmin Configuration]アイコンをクリックして、[Language]アイコンをクリックする。言語の選択ボックスが表示されるので、[Japanese(JA_JP.EUC)]を選択して[Change Language]ボタンをクリックする。以上の操作で、表示が日本語になる。
インストール後に日本語表示にしたWebmin |
次に、モジュールを最新版にアップデートする。日本語表示に変更した時点で、[Webmin]カテゴリの[Webmin設定]の画面が表示されているはずだ。その中から、[Webminのアップグレード]をクリックし、[Update modules now]の項目で[Update from www.webmin.com]が選択されてることを確認して[Only show which modules would be updated]のチェックボックスをオフにし、[Update Modules]ボタンをクリックする。すると、最新のモジュールがダウンロードされる。
モジュールがアップデートされたときの画面 |
なお、Webminのような設定ツールを暗号化しない状態で使用するのは大変危険だ。特に、ほかのクライアントからネットワーク経由でWebminにアクセスする場合、SSLによる暗号化は必須だ。WebminをSSLで暗号化するには、WebminでSSLを使うにはを参照。
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