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Exif情報からデジカメ画像のファイル名を変更するには 北浦訓行 |
一般的にデジタルカメラで撮影した画像のファイル名は、P1010028.JPGのように英文字と数字の組み合わせになっている。このファイル名からでは、その画像がいつ撮影したものなのか分からない。そこで、デジカメ画像(JPEG)のExif情報を活用するにはでも紹介した「jhead」を使用して画像のファイル名を撮影日時に変更する方法を説明する。
jheadは、http://www.sentex.net/~mwandel/jhead/でtarボールやRPMファイル(Red Hat Linux 9用)が公開されている。また、Fedora Core 5や6の場合、パッケージがFedora Extrasにあるのでyumコマンドでインストール可能だ。
# yum install jhead |
-nオプションを使用すれば、Exifの撮影日情報を基にファイル名を変更できる。また、-nオプションに続いて以下の書式を指定することも可能だ。
書式 |
内容 |
省略 |
MMDD-HHMMSS |
%H |
時間を24時間表記で表示(00〜23) |
%j |
1月1日から何日目であるかを表示(001〜366) |
%m |
月を数字で表示(01〜12) |
%M |
分を数字で表示(00〜59) |
%S |
秒を数字で表示(00〜59) |
%w |
週を数字で表示。日曜日が0(0〜6) |
%y |
年を下2けたで表示(00〜99) |
%Y |
年を4けたで表示 |
例えば、2006年3月16日午前11時15分26秒に撮影した画像を-nオプションを指定してリネームすると以下のようになる。
$ jhead -n P1000054.JPG |
以下のように書式を指定すれば、年をファイル名に含めることができる。
$ jhead -n%Y%m%d-%H%M%S P1000054.JPG |
また、ワイルドカード(*)を使って複数の画像ファイルを一括で変換することも可能だ。以下の例では、年を2けたで指定している。
$ jhead -n%y%m%d-%H%M%S *.JPG |
撮影時間が秒単位まで同じ画像ファイルが存在する場合は、以下のように秒の後に識別文字(下の場合は「a」)が付く。
$ jhead -n%y%m%d-%H%M%S *.JPG |
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