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ファイルシステムのチェック間隔を変更するには北浦訓行 |
mkfsコマンドでファイルシステムを作成すると、Fedora 7の場合は24回マウントするたびに、または180日が経過するたびに、自動的にファイルシステムのチェックが行われる。サーバのように連続稼働するシステムではHDDがマウントされる回数が少なくなるため、多くの場合は180日後にファイルシステムのチェックが行われる。
この間隔を変更するには、tune2fsコマンドを使用する。まずはrootでログインして、-lオプションを付けてtune2fsコマンドを実行する。これにより、チェック間隔の設定値を確認することができる。
# tune2fs -l /dev/sdb2 |
「Check interval」という項目を見れば、チェックが実施される間隔が分かる。上記の場合では180日に設定されている。これを変更するには、-iオプションで間隔を指定する。その際には、単位として以下の文字を指定できる。
文字 |
意味 |
d | 日 |
m | 月 |
w | 週 |
例えば、「-i 100d」とするとチェックの間隔が100日となる。
# tune2fs -i 100d /dev/sdb2 |
ちなみに、FedoraのインストーラでフォーマットしたHDDの場合は、「Maximum mount count」と「Check interval」の値がそれぞれ「-1」と「0」に設定されており、ファイルシステムの自動チェックは行われない。
なお、マウント回数を変更する方法については、「ファイルシステムチェックのタイミングを表示・変更するには」を参照していただきたい。
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