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IPAexフォントを使うには北浦訓行 |
IPAexフォントは、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が開発・配布している日本語フォントで、日本語は固定幅で、欧文はプロポーショナルで表示されるのが特徴だ。ここでは、LinuxにIPAexフォントをインストールする方法を説明する。
Fedoraでは、リポジトリにパッケージが用意されているので、yumコマンドでインストールできる。
# yum install ipa-ex* |
これにより、/usr/share/fontsディレクトリにipa-ex-gothicおよびipa-ex-minchoというディレクトリが作成され、その下にフォントのファイルが置かれる。
パッケージが用意されていないLinuxでは、IPAのWebサイトからZIP形式で圧縮されたファイル(ここでは、IPAexfont00102.zip)をダウンロードして、所定のディレクトリに展開する。
展開するディレクトリは、一般ユーザーの場合はホームディレクトリ下の.fonts(~/.fonts)だ。ディレクトリがない場合は新規に作成して、unzipコマンドで展開する。その際に、-dオプションで展開先のディレクトリを~/.fontsにする。
展開できたら、fc-cacheコマンドでフォントのキャッシュを更新する。
$ mkdir ~/.fonts |
これで、IPAexフォントが使用できるようになる。例えば、OpenOffice.orgなどでIPAexフォントが選択可能になっているはずだ。
OpenOffice.org Writerのフォント選択ボックス |
【関連記事】 IPAフォントに固定幅と変動幅を統合した新シリーズが登場(@ITNews) 「IPAフォント」の一般無償提供が開始(@IT News) |
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