今回は、下記のトポロジ図を参考にしながら回答してください。
Q1. 下図のconfigを投入したが、PCとサーバー間で通信できない。理由は何か。
1 VLAN-IDが異なる
2 インターフェースが無効状態である
3 スイッチのトランク接続の設定に誤りがある
4 IPアドレッシングの問題
A1. 答えは「1」の「インターフェースが無効状態である」です。
「interface GigabitEthernet0/0」に「shutdown」コマンドが投入されています(administratively down状態)。物理インターフェースが無効状態のため、サブインターフェースも使用できません。
Q2. 下図のconfigを投入したが、PCとサーバー間で通信できない。理由は何か。
1 VLAN-IDが異なる
2 インターフェースが無効状態である
3 スイッチのトランク接続の設定に誤りがある
4 IPアドレッシングの問題
A2. 答えは「1」の「VLAN-IDが異なる」です。
トポロジ図では、使用しているVLAN-IDは「10」と「20」の2種類ですが、configでは「Gi0/0.10」のインターフェースで設定しているVLAN-IDが「100」です。
Q3. 下図のconfigを投入したが、PCとサーバー間で通信できない。理由は何か。
1 VLAN-IDが異なる
2 インターフェースが無効状態である
3 スイッチのトランク接続の設定に誤りがある
4 IPアドレッシングの問題
A3. 答えは「4」の「IPアドレッシングの問題」です。
サーバーに設定しているIPアドレスは「192.168.20.1/24」であり、それに対応しているルーターサブインターフェースのIPアドレスが「192.168.2.254/24」と設定されています。異なるネットワーク上のIPアドレスを設定しているので通信できません。
「switchport trunk allowed vlan」コマンドが未入力の場合、そのスイッチで使用できる全てのVLANが、トランク接続の対象となります。
次回は、CCENTの出題範囲の5.1「DHCP(IOS ルーター)の設定と確認」を説明します。
ドヴァ ICTソリューション統轄本部 デベロップメント&オペレーショングループ 2部
情報系専門学校の教員を12年勤めた後に同社へ入社、エンジニアへ転向。沖縄県と首都圏を中心にネットワーク構築業務に携わる。また、シスコ・ネットワーキングアカデミー認定インストラクタートレーナーとして、アカデミー参加校のインストラクターを指導している。炭水化物をこよなく愛する男。
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