企業内のWindowsデバイスに品質更新プログラムをインストールして、最新のセキュリティ修正プログラムやバグ修正を適用することは、企業内IT環境のセキュリティと安定性を確保するための、IT担当部門の重要なタスクの一つです。しかし、品質更新プログラムのインストールを起因として、Windowsやアプリケーションに突然問題が発生することもあります。そのような問題に対処するのもまた、IT担当部門の仕事です。
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毎月の「品質更新プログラム」をインストールしたタイミングで、Windowsやアプリケーションの動作に問題が発生することがあります。そのような場合は、最後にインストールされたWindowsまたは.NET Frameworkの品質更新プログラムをアンインストールすることで、問題が解消されることもあります。
「Windows 11 2022 Update」(バージョン22H2、ビルド22621)では、Windowsの品質更新プログラムのアンインストール手順が変更されました。
Windows 11の最初のバージョン(バージョン21H2、ビルド22000)と「Windows 10」以前は、「設定」アプリから最終的にコントロールパネルの「プログラムのアンインストール」に誘導され、更新プログラムを選択してアンインストールするという手順でした(画面1)。
Windows 11 バージョン22H2では、コントロールパネルの「プログラムのアンインストール」がなくなり(「設定」アプリにリダイレクトするだけになりました)、「設定」アプリの「Windows Update」→「更新の履歴」→「更新プログラムをアンインストールする」から、「設定」アプリ内でアンインストールする形に変更されています(画面2)。
ただし、以前のコントロールパネルの「プログラムのアンインストール」からのアンインストールとは異なり、再起動が必要な場合にはその旨のメッセージが表示されるだけで再起動までは進まず、再起動操作はユーザー自身で行う必要があることに注意してください。
更新プログラムが原因でOSが正常に起動しなくなった場合、更新プログラムをアンインストールするための「設定」アプリまでたどり着けない場合があります。例えば、起動時または起動してすぐ「ブルースクリーン(BSoD、STOP)」エラーが発生してクラッシュしたり、起動プロセスを繰り返したりする場合です。
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