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OpenOffice.orgでXMLファイルを読み書きするには
北浦訓行
2004/10/14
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OpenOffice.orgは、XMLファイルの読み書きをフィルタで実現している。しかし、その機能は、デフォルトではインストールされないため、追加インストールを行う必要がある。
注:XMLフィルタを利用するには、Java Runtimeが必要となる。Java Runtimeがインストールされていない場合は、XMLフィルタよりも前にJava Runtimeをインストールして、OpenOffice.orgの設定を行う。詳細は、OpenOffice.orgでJavaを利用するにはを参照。 |
Fedora Core 2やVine Linux 3.0のように、各プロジェクトが用意しているOpenOffice.orgのパッケージをインストールした場合、インストールプログラムを起動しても必要なフィルタがリストアップされない。インストール済みのパッケージをアンインストールして、OpenOffice.orgプロジェクトが配布しているtarボールでOpenOffice.orgを再インストールする必要がある(OpenOffice.orgのインストール方法については、OpenOffice.orgを使うにはを参照)。
OpenOffice.orgを再インストールする場合は、XMLフィルタも同時にインストールする。インストール時に表示される[インストールの種類を選択]ウィザードで[ユーザー操作のインストール]を選択する。
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セットアップ時の[インストールの種類を選択]ウィザード |
[次へ]ボタンをクリックすると、[モジュールの選択]ダイアログボックスが表示されるので、[オプションのコンポーネント]を開いて[XSLTサンプルフィルタ]をダブルクリックする。すると、水色の矢印が紺色に変わる。
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[モジュールの選択]ダイアログボックス |
後は、通常のインストール手順でウィザードを進めていく。
tarボールからインストールしたOpenOffice.orgでXMLフィルタをインストールするには、rootでログインしてOpenOffice.orgをインストールしたディレクトリ(例では/usr/local/OpenOffice.org 1.1.2)に移動し、setupコマンドを実行する。マルチユーザーモードでインストールした場合は、-netオプションを付加する。
# cd /usr/local/OpenOffice.org 1.1.2
# ./setup -net |
メンテナンスモードでインストーラが起動するので、[変更]を選択して[次へ]ボタンをクリックする。
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メンテナンスモードで起動したOpenOffice.orgのインストールプログラム |
[モジュールの選択]ダイアログボックスが表示されるので、[オプションのコンポーネント]を開いて[XSLTサンプルフィルタ]をダブルクリックする。すると、水色の矢印が紺色に変わる。
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[モジュールの選択]ダイアログボックス |
[修正する]ボタンをクリックして画面の指示に従えば、作業は終了する。これで、XMファイルの読み込みや保存、XHTML形式でのエクスポートができるようになる。
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