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Fedora Core 6で3D GUI環境Compizを使うには(NVIDIA編) 北浦訓行 |
Fedora Core 6で3D GUI環境Compizを使うには(ATI編)では、ATI製GPUを搭載したPC+FC6環境でCompizを動作させた。ここでは、NVIDIA製GPUを搭載したPC+FC6環境でCompizを使用する方法を紹介する。
NVIDIA製GPUの場合は、バージョン「1.0.9xxx」のディスプレイドライバが必要となる。しかし、Fedora Core 5でNVIDIAのディスプレイドライバを使うにはで紹介したrpm.livna.orgやNVIDIAのWebサイトで配布しているドライバのバージョンは、「1.0.8xxx」(原稿執筆時点)だ。そのため、今回はβ版のドライバを使用する。
β版のドライバをインストールする前に、1つ注意すべき点がある。実は、最初にリリースされたFedora Core 6のインストーラ(anaconda)には、i686のシステムにi586のカーネルをインストールしてしまうバグが存在する(原稿執筆時点では、修正版はリリースされていない)。このバグの影響で、i686カーネルに依存しているrpm.livna.orgのNVIDIAドライバをそのままインストールするとエラーが発生する。そのため、先にFC6のインストーラのバグについて対処しなければならない。この対処方法については、Fedora Core 6でカーネルをリプレイスするにはで紹介している。こちらを参照してカーネルをi686にリプレイスする。
カーネルをリプレイスすれば、NDIVIAのドライバをインストールできる。rpm.livna.orgでは、β版のドライバなどをlivna-testingというリポジトリで配布しているので、まずリポジトリデータをダウンロード&インストールする。
# rpm -ivh http://rpm.livna.org/livna-release-6.rpm |
次に、リポジトリをlivna-testingに指定して、xorg-x11-drv-nvidiaをインストールする。
# yum --enablerepo=livna-testing install xorg-x11-drv-nvidia |
これで、NVIDIAドライバのインストールは完了だ。次に、/etc/X11/xorg.confに以下の設定を追加する。
Section "Module" |
追記が完了したら、X Window Systemを再起動する。ランレベル5でログインしている場合は、再ログインする。
これ以降の手順は、Fedora Core 6で3D GUI環境Compizを使うには(ATI編)を参照のこと。
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