Linux Tips

パッケージのデータベース情報を追加/削除するには

北浦訓行
2007/1/25

 RPMパッケージのインストールや削除中にエラーが発生して処理が中断してしまうと、実際のインストール状況とパッケージ管理システム(RPM)のデータベース情報の整合性が取れなくなる場合がある。ここでは、パッケージのデータベース情報を追加/削除して、実際のインストール状況と一致させる方法を紹介する。

 rpmコマンドに--justdbオプションを指定すれば、パッケージのデータベース情報を追加/削除できる。

# rpm -i --justdb パッケージ名
パッケージのデータベース情報を「追加」する場合

# rpm -e --justdb パッケージ名
パッケージのデータベース情報を「削除」する場合

 例えば、重複してインストールされたパッケージを検索するにはで紹介したpackage-cleanupコマンドでパッケージの重複が見つかった場合、以下のコマンドで削除できる。

# package-cleanup -d
Setting up yum
kmod-nvidia-1.0.9631-1.2.6.18_1.2869.fc6.i686
kmod-nvidia-1.0.9631-1.2.6.18_1.2868.fc6.i686
# rpm -e --justdb kmod-nvidia-1.0.9631-1.2.6.18_1.2868.fc6.i686 ←古い方を削除

 もう一度package-cleanupコマンドを実行すると、パッケージのデータベース情報が削除されていることが分かる。

# package-cleanup -d
Setting up yum
# ←重複パッケージがない場合は何も表示されない

 この方法で問題が解決しない場合は、rpmコマンドがエラーになってしまうときは、およびrpmコマンドがハングアップしてしまうときはを参考にデータベース情報の再作成をお勧めする。

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