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VMware PlayerでLinuxを手軽に使用するには北浦訓行 |
VMwareは、仮想マシンを実行するためのフリーソフト「VMware Player」(http://www.vmware.com/jp/products/player/)を無料で配布している。
【関連記事】 VMwareでISOイメージを使ってLinuxをインストールするには プロダクトレビュー[VMware Workstation 4] |
VMware Playerは、上位製品の「VMware Workstation」から仮想マシン作成能や仮想マシンの設定変更機能などを省略したバージョンなので、自分で仮想マシンを作成して、その仮想マシンにLinuxをインストールすることはできない。しかし、Linuxがインストール済みの仮想マシンをダウンロードし、それをそのまま実行することは可能だ。
ここでは、OSがインストールされた仮想マシンをダウンロードする方法を紹介する。
VMwareは、「Virtual Appliance Marketplace」(http://www.vmware.com/appliances/)というWebページで、仮想マシンの情報を公開している。ここでは、配布されている仮想マシンの情報を「カテゴリ別」「新規公開されたもの[Recently Added]」「よくダウンロードされるもの[Most Downloaded]」などの分類の中から検索することができる。
「Virtual Appliance Marketplace」のWebページ |
ちなみに、このWebページはVMware Playerの初期画面に表示される[Download a Virtual Appliance]ボタンをクリックしても表示できる。
ここでは、原稿執筆時に[Most Downloaded]のトップに表示されていた[Ubuntu 7.10 Desktop]をダウンロードしてみる。
[Ubuntu 7.10 Desktop]のリンクをクリックすると、解説ページが表示される。このページには初期設定時のユーザーアカウントやパスワードなどの情報も表示されているので、よく確認しておこう。
[Ubuntu 7.10 Desktop]の詳細ページ |
【注意】 ここでは便宜的に英語版のUbuntu 7.10をダウンロードしたが、日本語を使用する場合はUbuntu Japanese Team(http://www.ubuntulinux.jp/)がリリースしている仮想マシンをダウンロードした方がいい。 |
右上の[Download this Appliance]リンクをクリックすると、ユーザー情報を入力する画面が表示される。ただし[No thanks, take me directly to my appliance without registering for the promotion.]のリンクをクリックすれば、ユーザー情報を入力しなくても、ダウンロードページを表示することができる。
ユーザー情報の入力画面 |
この先の手順は、ダウンロードした仮想マシンによって異なる。今回選択した[Ubuntu 7.10 Desktop]の場合は、torrentとHTTPのダウンロードが用意されている。任意の方法で圧縮されたファイルをダウンロードしたら、そのファイルを展開する。
[Ubuntu 7.10 Desktop]の場合、Ubuntu_710_VMware_EN.rarというファイルがダウンロードされるので、「RAR形式のファイルを展開するには」の方法で展開する。
以上で仮想マシンの準備は完了だ。VMware Playerを起動したら、[Open an existing Virtual Machine]をクリックして、展開したディレクトリに移動し、[Ubuntu.vmx]ファイルを選択する。
VMware Playerの起動画面 |
すると、[Question]ダイアログボックスが表示される。通常、ここでは[I copied it]ボタンをクリックする。しばらくすると、Ubuntuのログイン画面が表示される。
VMware Player上のUbuntuログイン画面 |
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