Windows XP → Windows 7/8/8.1移行のための解説記事ガイド移行方法やツールの使い方を知る(1/2 ページ)

サポート期間が終了しても、残っているWindows XPの「世界」はまだ続く。早急にWindows 7/Windows 8/Windows 8.1へ移行できるように、関連記事を分類・整理した。記事を参考に失敗のない移行計画を立てよう!

» 2014年05月07日 18時50分 公開
[島田広道,デジタルアドバンテージ]
特集
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連載目次

 2014年4月9日をもって、マイクロソフトによるWindows XPのサポートが終了した。新規セキュリティ・パッチの無償提供も終了したため、Windows XPでは今後発見される脆弱性を解消できず、セキュリティ面でひどく脆くなってしまう。そのため社内システムにWindows XP搭載PCが残っている企業には、Windows 7/Windows 8/Windows 8.1への早急な移行が迫られている。しかし、Windows XPはWindows 7/8/8.1へ設定やアプリケーションを引き継ぎつつアップグレードすることができないため、移行は簡単ではないし作業量も少なくない。

 本稿では、これまで弊誌がWindowsシステム管理者向けに公開してきた移行方法の解説記事を、移行に必要な作業の大枠ごとに分類・整理しつつ集約してみた。本ページではWindows 7への移行、次のページではWindows 8/8.1への移行についてそれぞれまとめている。今後、移行のための新たな解説記事を公開したり、既存記事を更新したりしたら、本稿に随時掲載していく。

 移行を担当する管理者の方々が、少しでも効率よく移行のためのノウハウを知る助けになれば幸いだ。

Windows XP → Windows 7移行のための解説記事ガイド

●新着・更新・追加記事(2014/05/07更新)


ユーザー・データの移行

 古いWindows XPマシンに格納されているユーザーのデータ・ファイルは、新しいWindows 7マシンでも同じように扱えるようにしたい。それにはWindows XPマシンから必要なデータ・ファイルを抽出し、Windows 7マシンの適切な格納場所にコピーする必要がある。これは手動でもできるが、移行のためのソフトウェア・ツールを利用した方が簡単だ。

アプリケーションの移行

 Windows XPで利用していたアプリケーションが、Windows 7では利用できない場合がある。例えばWindows XPの標準メール・クライアントのOutlook ExpressはWindows 7には搭載されていない。そのため別のメール・クライアントに移行する必要がある。その一方で、Windows 7には旧来のアプリケーションをできる限り実行するための機能も備わっているほか、仮想化技術によって移行する方法も複数ある。

■メール環境

■アプリケーションの互換性を確保する技術

■仮想化によるアプリケーション移行

Internet Explorer環境の移行

 Windows XPで利用できるInternet Explorer(IE)はIE6〜IE8だが、Windows 7ではIE8〜IE10とバージョンが異なる。IE6〜IE8とIE9/IE10では仕様が大きく異なるため、例えばIE6〜IE8に合わせて設計・制作されたWebページやWebアプリケーションは、IE9/IE10では正しい表示・動作が得られないことがままある。特にイントラネットで従来からのWebアプリケーションを使い続けたい場合は、こうしたトラブルの対策を知っておきたい。またIEのバージョンによるUIの違いも把握しておこう。

ユーザー・アカウントごとの設定やシステム環境の移行

 デスクトップ環境のようにユーザーがカスタマイズした設定も、古いWindows XPマシンから新しいWindows 7マシンへ移行したい。それにはユーザー・アカウントごとの設定(ユーザー・プロファイル)はもちろん、システム環境についても新旧マシン間でコピーする必要がある。これもデータ移行と同様に移行のためのツールが利用できる。

移行前の準備

 移行する前に、まずは移行先OSであるWindows 7の仕様についてよく確認しておきたい。Windows XPと比べると、エディションの種類やUI、インストール手順、ハードウェア要件など異なる部分がたくさんあるため、移行計画を立てるにはこうした違いを把握しておく必要がある。また多数の新機能や強化機能については、どんなものがあるかだけでも事前に確認しておきたい。

■Windows 7の新機能

■64bit Windowsとは?

■ハードウェア要件

■Windowsのアプリケーション互換性

■Internet Explorer(IE8/IE9/IE10)

■インストール/展開

■Windows XPを使い続けるリスク

移行後のWindows 7の管理・運用テクニック

 Windows XPと比べるとWindows 7ではUIは大幅に変更されている。そのため移行後のWindows 7を快適に利用できるようにするには、新しいUIの使い方を知っておきたい。またWindows XPにはないWindows 7の新機能や強化された機能も、活用して効率よくPCを利用できるようにしたい。

■ユーザー・インターフェイス(UI)

■バックアップ/復元

■最適化

■共有サービス

■日常的な作業

■トラブル・シューティング

■セキュリティ

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