2015年も、開発者/プログラマー向けの話題がたくさんありました。本稿では、今年の大きなトピックを振り返りつつ、参考にしていただきたい記事をピックアップしますので、年末年始にでも読んでみてください。
早いもので今年ももう終わりですね。2015年も、開発者/プログラマー向けの話題がたくさんありました。ロボット、人工知能、Deep Learning、IoT、ドローン、Windows 10など一見、ITシステムを作る開発者には関係なさそうに見えますが、今後はこれらを活用したサービスやシステムを開発することも珍しくなくなるのではないでしょうか。
本稿では、今年の大きなトピックを振り返りつつ、参考にしていただきたい記事をピックアップしますので、年末年始にでも読んでみてください。
一年を通じて、一番注目を集めたと言えるのは、ロボットや人工知能、Deep Learningでしょう。例えば、家庭向け人型ロボットPepperが、2月に開発者向けに、6月には一般向けに販売開始になりました。もともと、2014年から話題になっていましたが、発売に伴って人気は高まり、専用のアプリを開発する人も増加しています。
Pepperはプログラミングで行動を制御できますが、一番注目されたのは、人工知能によって自分で状況を判断して発言できることです。人口知能・ロボットといえば、今年は自動運転車も大きな話題となりました。10月に開催された東京モーターショーでも、テーマの一つが「自動運転」となり、トヨタ自動車や日産自動車の自動運転への取り組みも多くのニュースが届けられました。@ITでは、その先駆と言えるグーグルの自動運転の取り組みや自動運転技術の歴史を連載で取り上げていますので、ぜひご参考に。これを読むと、自動運転の根幹にあるのは、アルゴリズムというプログラマーに身近なものであることが分かると思います。
さて、人工知能を支える技術として今年注目を浴びたのが、ニューラルネットワークやDeep Learningです。特にインパクトがあったのは、グーグルが7月に発表した「Deep Dream」。どんな画像でも芸術的? にしてしまうことで注目されました。
@ITでもDeep Learningやニューラルネットワークを使った画像処理についての解説記事を展開しました。一見難しそうですが、こちらを読めば、その仕組みが理解できると思います。
さらにグーグルは、12月2日には画像認識をAPIで活用できるようにしました。Deep Learningやニューラルネットワークの知識がなくても、画像認識については手軽に活用できてしまうことになりそうです。
主に画像処理の部分で注目を集めたDeep Learningやニューラルネットワークですが、その応用は下記のようにさまざまな分野で期待されています。また12月11日には、米テスラモーターズの会長兼CEOのイーロン・マスク氏らが、「OpenAI」という人工知能関連技術の開発を行う非営利企業を設立するなど、2016年もこの周辺は注目されそうです。
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