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Stack Overflow(スタックオーバーフロー)の使い方:質問&回答編海外Webサービスのトリセツ(2)

エンジニアに大人気のQ&Aサービス「Stack Overflow」の使い方を「日本語で」分かりやすく説明するシリーズ、今回は質問と回答の方法です。

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本連載「海外Webサービスのトリセツ」のインデックス

連載目次

 前回は技術系のQ&Aサイトとして世界的に有名な「Stack Overflow(スタックオーバーフロー)」の概要と、登録方法を紹介しました。今回は、サイトの肝である質問&回答の方法を解説します。

質問の分類

 まず、ページ上部の「Question」をクリックして、質問ページを見てみましょう。「Question」ページには、世界中のユーザーから寄せられた質問が一覧で表示されています。


スタックオーバーフローの「Question」ページ(クリックすると大きな画像を表示します)

 質問はステータスごとにタブ分けされています。


左から「newest(新着)」「featured(スコア付与対象)」「frequent(アクセス数トップ順)」「votes(投票数トップ順)」「active(更新順)」「unanswered(未回答)」

 2番目の「featured」は、「バウンティー(bounty)」と呼ばれる特典が付与された質問です。規定時間内に質問への回答や編集などを行ってくれたユーザーには、「評価(reputation)」スコアが与えられます。「自分の質問があまり脚光を浴びていない……」などのときに質問者が使います。


41秒以内にアクションを起こすと、nmwさん(ユーザー名)から「+200スコア」がもらえるよ!

質問してみよう

 「さっそく質問をしてみたい!」という方は、ページ右上の「Ask Question」をクリックしましょう。

 すると「How to ask(質問の仕方)」というページに遷移します。


質問したければ頭にたたき込むべし

 見出しの表現をポイント解説しましょう。


 和訳「先に検索とリサーチを」

 質問する前に、サイト内で同じような質問がなされていないか(そして、すでに回答が得られていないか)をチェックしましょう。また自分でリサーチを行い、それでも行き詰った場合のみ質問しましょう。


 和訳「トピックに合った質問をしよう」

 スタックオーバーフローでは奨励する質問の領域が定められているため、それに合った質問をすることが重要です。特に「回答」ではなく「意見」を求めるような質問はご法度です。


 和訳「あいまいな質問をしない」

 現象が発生した背景や状況を詳細に明記して、質問しましょう。回答者が状況を把握できなければ、回答は得られません。


 和訳「他ユーザーにも役立つ質問にしよう」

 1つの質問が多くのユーザーに利益をもたらすことができればベストです。「他の人も絶対これが知りたいはず!」という質問ができれば、サイト内での評価も自然とアップすること間違いなし!


 和訳「寛大な心を維持しよう」

 質問をしても、望んだ回答が得られないことはあります。そんなときに怒り狂うことだけは避けてくださいね。

 これらの心得を頭にたたき込んだら、サイト下部にある「質問の際はこれらに注意します」チェックボックスにチェックをして、右の「Proceed(続行)」をクリックします。

 質問入力ページに遷移するので、「タイトル」「質問内容」「タグ(Java、C++など)」を入力し、「Post Your Question(質問を投稿する)」をクリックすると完成です。もちろんリンクや画像、コードの一部も埋め込めます。

 投稿した質問は、トップページの新着リストに表示されます。ドキドキしながら回答を待つのも楽しいですね。


ヘルプページの注意書き。「スタックオーバーフローはコーディングを愛してやまないプログラマーのためのサイト。そのためここではプログラミング中に発生した問題やアルゴリズム、開発ツールについてなど、ソースコードに関連した質問を投げかけるのが望ましい」

質問に回答してみよう

 「これは、答えられる!」と思った質問があれば、回答を書き込めます。回答するには「質問のタイトル」をクリックして詳細ページへ飛びます。


質問「あるhttpページを、別のhttpページにリダイレクト(転送)するには?」

 質問の詳細が表示されます。


質問の詳細ページ

 回答を入力して「Post Your Answer(回答を投稿する)」をクリック。


回答がすでに得られてクローズされているものもあるため、全ての質問に回答できるとは限りません

 質問や回答を検索して眺めるだけでも知識が身に付きますが、せっかくなので質問や回答を通して、世界中のプログラマーと交流してみるのがお勧めです。

 次回は知っているともっと楽しくなる、スタックオーバーフローの評価システムを紹介します。

「海外Webサービスのトリセツ」バックナンバー

筆者プロフィール

下岡聡子

Nextremer

下岡聡子●Javaプログラマー、フリー翻訳者(英語・中国語)を経て、Nextremerにてインドでのグローバル受託開発システムのマネジメント、新規ビジネス企画担当。大学ではロシア語を専攻。

ITエンジニア向けの英語サービスも提供中。


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