Stack Overflow(スタックオーバーフロー)の使い方:登録編海外Webサービスのトリセツ(1)

「Stack Overflow」など英語で表記されている海外Webサービスの使い方を、日本語で分かりやすく解説します。英語Tips連載筆者のSATOKOさんの新連載スタート!

» 2014年06月23日 18時00分 公開
[Nextremer 下岡聡子,@IT]
本連載「海外Webサービスのトリセツ」のインデックス

連載目次

 世界には便利なWebサービスがたくさんありますが、表記が英語のみで使い方が分からないという方も多いのではないでしょうか。本連載では、英語表記のWebサービスの使い方を、日本語で分かりやすく紹介します。

 初回は、技術系のQ&Aサイトとして世界的に有名な「Stack Overflow(スタックオーバーフロー)」です。

Stack Overflow(クリックすると大きな画像を表示します)

Stack Overflow(スタックオーバーフロー)とは?

 スタックオーバーフローは、プログラマーなら誰でも参加できるコミュニティサイトです。気になる事項をサイト内で質問すると、メンバーから回答がもらえます。回答には他のメンバーが投票でき、投票数1位のものがベストアンサーとなって、上位に表示されます。

 上の図はトップページ上部の枠です。左側にある「Take the 2-minute tour」をクリックすると、スタックオーバーフローの概要を説明する「Tour」画面に飛びます(下図)。

スタックオーバーフローへようこそ!「Tour」ページ

 次のセクションで、「Tour」ページ内の大見出しの意味を順に解説します。

スタックオーバーフローが丸分かり! Tourページを見てみよう

 Tourページには英文が並んでいますが、太字の大見出しだけでも攻略すれば、サイトの概略が把握できます。順を追って見てみましょう。

 和訳「質問すれば、すぐに答えにたどり着く」

 “distraction”は「気を散らすもの、注意散漫」という意味です。これがないということは……?

 スタックオーバーフローは「ANSWER」を求めるためのサイト。質問に対して議論する場ではありません。そのため、寄り道せずに答えにたどり着けるということです。

 和訳「事実にもとづいた詳細な質問で、回答を得よう」

 これは質問する側の心得です。正確な回答を得るためには、質問に自分の実体験を組み込むことが大切です。

 和訳「タグを活用すると、興味のある質問が簡単に見つかる」

 “make it easy”は「簡単にする」という意味です。質問は「Java」「C」などの各エリアにタグ付けされているので、興味のあるカテゴリの質問を検索しやすいのが、スタックオーバーフローの利点です。

 和訳「他のユーザーがあなたの投稿に投票すると評価がもらえる」

 コミュニティサイトの醍醐味(だいごみ)といえる機能です。他のユーザーがあなたの投稿した質問や回答などに投票(vote)すると、評価(reputation)スコアが伸びていきます。

 和訳「編集やコメント機能で、投稿をより良くしよう』

 スタックオーバーフローの最終ゴールは質問に対しての「BEST ANSWER」を得ることです。他の人の質問や回答に「これが足りない!」と思ったら、編集やコメントで補足できて便利です。

 和訳「特別評価としてバッジが付与される」

 “reputation”はユーザー同士の評価ですが、サイトで定められた一定の条件を満たせばバッジが付与されます。「サイト条件をクリアする」とバッジがもらえるので、「鍵を解除する」という意味の“Unlock”が使われます。

バッジには金銀銅あり。全部欲しい!

登録してみよう

 質問に参加するには、登録が必要です。最初に、画面上の黒いバーに表示されている“sign up”をクリックします。

 GoogleやFacebookのアカウントでも登録可能です。今回は全てを新規で登録してみます。「名前」「メールアドレス」「パスワード」を入力して“Sign Up”をクリックします。

パスワードには大文字を含めるよう求められます

 登録が完了すると、入力したメールアドレス宛にメールを送る旨が書かれた以上のメッセージ画面が表示されます。以下は届いたメール文面です。ここに記載されているリンクをクリックします。

このようなメールが届きます

 メールアドレスが認証されて、晴れてスタックオーバーフローのメンバーになりました!

 次回は、サイト内での質問の仕方について解説します。

「海外Webサービスのトリセツ」バックナンバー

筆者プロフィール

下岡聡子

Nextremer

下岡聡子●Javaプログラマ、フリー翻訳者(英語・中国語)を経て、Nextremerにてインドでのグローバル受託開発システムのマネジメント、新規ビジネス企画担当。大学ではロシア語を専攻。

ITエンジニア向けの英語サービスも提供中。


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