海外Webサービスの使い方を「日本語で」分かりやすく説明するシリーズ。今月はエンジニアに人気のWebコミュニケーションサービス「Slack(スラック)」を紹介します。
海外Webサービスの使い方を「日本語で」分かりやすく説明するシリーズ。先月は、エンジニアのクリエイティビティを刺激する、デザイナー向けWebコミュニティサービス「dribbble(ドリブブル)」を紹介しました。今月は次世代Webコミュニケーションサービス「Slack(スラック)」を紹介します。
※各固有名詞のカタカナ読みはユーザーによって異なるため、一つの参考としてください。
Slackは2014年に北米でローンチされて以来、多くのビジネスの場で活用されているWebコミュニケーションサービスです。
いくらテクノロジが発達しても、ビジネスで重要なのは、やはり人間同士のコミュニケーション。SNSやチャットツールが立ち位置を確立した今、このようなWeb総合コミュニケーションサービスに対するニーズは、今後さらに増していくでしょう。
Slackは、どのようなことができるのでしょうか? 「tour」ページで見てみましょう。
Slackを使うと、社内外どこにいてもチームとのコミュニケーションに参加できます。
「チャンネル」と呼ばれるカテゴリを作成すると、特定の情報をチームで共有できます。メッセージ&コメント機能はもちろん、画像やビデオ、リンクを送受信したり、TwitterやDropbox、Google Driveと連携したりできます。
連携しているサービスの数は70以上もあります。本連載で以前、使い方を紹介したGitHubやTrelloも含まれているところが、エンジニアに人気の理由かもしれません。また、エンジニアではなくても比較的に容易に他のサービスと連携できることが、Slackの大きな特徴です。
「あのメッセージが見たいけど、探し出せない」――毎日大量の電子メールを受け取るビジネスパーソンなら一度は抱いたことがある悩みです。Slackでは記憶に残っている単語一つからでも過去のメッセージを検索できます。
アプリを使えば、PCの前にいなくてもスマホやタブレットで同じ情報にアクセスできます。
Slackを使ってみたくなったら、メンバー登録をしましょう。
トップページ中央の入力欄に、電子メールアドレスと企業名を入力し、「Sign up for Free(無料新規登録)」をクリックします。
すると、登録確認の電子メールが届きます
メール文中の「Get started(利用開始)」をクリックします。
遷移先の画面で、メールアドレスが正しいかどうかを聞かれるので、「Yes, that’s the right address(正しいアドレスです)」をクリックします。
この後、「Team Name(企業名)」の設定を行います。Team Nameは通常、企業名もしくは企業名を含んだ単語を使用しますが、Slack内で用いるものなので、正式名称でなくても構いません。
同じドメインのメールアドレスに、Slack利用の招待メールを送ります。
「Next(次へ)」でユーザー名とパスワードを設定したら準備完了です。
いかがでしたか? 次回はSlackでのチームコミュニケーションにチャレンジします。複数人でのチームプロジェクトに従事している方は必見です。お楽しみに!
Nextremer 下岡聡子
Javaプログラマー、フリー翻訳者(英語・中国語)を経て、Nextremerにてインドでのグローバル受託開発システムのマネジメント、新規ビジネス企画担当。大学ではロシア語を専攻。
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