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パスワード、記憶に頼っていて大丈夫? 〜パスワード作成と管理〜ツールを使ってネットワーク管理(13)(5/5 ページ)

サーバやルータなどの管理するマシン、アプリケーション……多数のパスワードを管理しなくてはならない管理者の律子さんは、パスワード記憶許容量をオーバーしそうです。

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PocketPCと同期で出先でも便利!だけど……

 早速、律子さんはKeePass Password Safeをインストールして、使ってみました。これは便利です。パスワードをクリップボードにコピーしてくれるので、パスワードを覚えなくてもいいのです。さらに、パスワードも作ってくれるので自分でパスワードを考える手間も省けるようになりました。

 起動時に立ち上げるようにして、通常は最小化させておいて、使うときだけ立ち上げるようにすると、急にパスワードが必要になったときに、パスワードを探し、アプリケーションを起動させる、あのイライラから解放された気がします。

 しかも律子さんの使っているPocketPCと同期もできるので、出先でも安心です(参照:KeePass for Pocket PCのダウンロードページ)。

 何でもっと早く使わなかったんだろうなあ、と思いながら使っていると、横で博君が悪戦苦闘しています。

律子 「どうしたのよ、使い方分からないの?」

博君 「データベースのパスワードを自動作成したんですけど、忘れちゃったんでまたデータベースを作り直してるんですよ」

律子 「何考えてるのよ、アホじゃないの」

 といいながら、自分もデータベースのパスワードを忘れていないか、慌てて思い出してみる律子さんでした。

<ちょっと解説> パスワード管理

 管理者になると、個人的なパスワード以外にもサーバや機器のパスワードを管理する必要が出てきます。よほど記憶力の良い人でない限り、すべてを記憶するわけにもいかないので、何かしら記録しておく必要が出てくるでしょう。パスワード管理台帳などに保管されていることも多いと思いますが、毎回そこから取り出すのも効率が悪いです。

 最近では管理者だけでなく個人でもたくさんのアカウントを管理する人が増えたからかもしれませんが、ここで取り上げたKeePass Password Safeのほかにも最近ではさまざまなパスワードを管理するツールが発表されています。

 機能やデータベース自体の暗号化方式などいろいろな違いがありますので、使ってみて自分の好みに合ったものを選べばいいと思います。



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