連載
» 2012年12月06日 15時25分 公開

FlashPlayerを自作するSWF研究会UXClip(11)(3/3 ページ)

[岡本紳吾,hatte.Inc]
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自作Player作成へのステップ

 最後はDeNA紀平氏による自作Player作成へのステップの解説。冒頭の「このステップを繰り返すだけだが、それぞれがラスボス級に難しい」のコメントは、ここでなされたものだ。

 おそらく日本で最もSWFを憎んでいる(これは愛している裏返しである!)と自負する紀平氏が、自らの経験を通じていかにして自作Playerを作っていくかを説明してくださった。

これまでの話を統括する紀平氏

 1つの簡単なムービーを例に、バイナリではどのように表現されているか、エンジンはどのように処理を進めていくかを分かりやすく図で解説していた

タイムラインの状態とバイナリの関係

 一通りの発表が終わり、懇親会に突入した。懇親会ではDeNAよりソフトドリンクやビールなどのアルコール、ケータリングによる各種料理が振る舞われ、参加者は舌鼓を打ちながらライトニングトークに聞き入っていた。

ライトニングトークも個性的な発表がされており、ご覧の通り食べながらも皆真剣に発表を聞いている様子がうかがえる。

 中でもiOSで動作するFlash Playerを独自に開発した@flarephoenix氏の話はとても興味深かった。氏によると、すべての機能を網羅して実装するととても手間が掛かってしまうため、自分たちが必要とする機能だけを実装することにし、開発を行ったという。

@flarephoenix氏が開発したcubie House。iPhoneのアプリだがFlashアニメを動かしている
対応タグを限定して開発を行っていた

 例えば、誰でも使えるようにということを前提にすると、どんな使い方をされても動作が保証できるよう、すべての機能を網羅する必要がある。しかし、特定プロジェクトでのみ使われるPlayerを作るのであれば、そのプロジェクトで必要な動作さえできれば問題ないことになる。

 セミナーで発表されたスライドはほぼSlideShareで公開されている。本稿はこれらの一部を紹介しただけに過ぎないので、興味のある方はスライドやAdobeのドキュメントに目を通してみるといいだろう。

 また、SWF研究会は次回の開催が未定ではあるものの、開催したいそうなので、興味のある方は、ぜひ参加してみてほしい。

※ 記事内で使用したスライドは、各発表者によるスライドを引用したものです。原本は段落末のSlideShareあるいは発表者アドレスにあるスライドをご覧ください。


著者プロフィール

岡本紳吾(おかもとしんご)1975年大阪生まれ。2000年頃よりAdobe Flash(当時はmacromedia)を使ったコンテンツ制作を始め、Flash歴は異様に長い。自他共に認めるFlash大好きっ子。2008年より活動の拠点を東京に移し、2011年に独立。WEBプロデュースと制作と山岳メディア運営の会社、hatte Inc.代表取締役。

Twitter:@hage、Facebook:shingo.okamoto


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