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» 2012年11月19日 14時30分 公開

「TechCrunch Tokyo2012×MA8」まとめレポートUXClip(9)(2/2 ページ)

[島田達朗,Creatty(クリエッティ)]
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総応募数466作品の頂点は一体どんな作品? Mashup Awards 8最終プレゼンすべてご紹介

 MA8の開催自体もTechCrunch TokyoとのMashupということで、同日にはMashup Awards 8(以下 MA8)のプレゼンテーションも行われた。

 以下に最終プレゼンに残った7組の作品をご紹介する。

寝顔認識めざまし FACE KICK

頓智ドットの井口氏の頭にお約束のタライが落ちた

 トップバッターとなったのは、居眠りした時間に応じて、いろんな方法で起こしてくれる「寝顔認識めざまし FACE KICK」だ。

 寝顔を認識すると、めざましモードが作動する。寝ゲージと呼ばれるものが、溜まっていき、30秒眠ったままでいると、寝顔をFacebookに投稿されてしまう。

 60秒で電話が鳴り、それでも起きなければ最後はタライが落ちる仕組みだ。プレゼンでは、頓智ドットの井口氏の頭にお約束のタライが落ちた。

シャチクのミカタ

Facebookで上司の印象を良くするための機能

 「この中で社畜の方はいますか?」と質問すると会場からは多くの手が挙がった。「シャチクのミカタ」は、そんな社畜を応援するアプリだ。

 自動でとにかく上司にいいね! したり、ブックマークしたりしてくれるアプリで、まさに社畜にうってつけだ。

 最終プレゼン当日に合わせて「自動でお誕生日おめでとうございます」機能を追加してきた。

 今後の開発としては上司管理や位置情報の偽装機能を予定しているそうだ。

Voicepic

写真に音を入れて、メッセージカードにも

 Voicepicは写真に音声を付けて家族や友人に共有できるサービスだ。

 シンプルで分かりやすいUXデザインで、写真のアップロード速度1つをとってもこだわりが見える。

 写真を取ったら音声を付けるという文化を作りたいとのことで、API自体も公開予定だとか。

 JPGの拡張領域を使って、音声データを埋め込む、新しい画像フォーマットを作ることも検討中とのこと。

コトバノモリ

ファイナリストに女子学生が残った!

 コトバノモリは唯一の女子学生ファイナリストである原田真喜子さんの作品である。

 Twitter APIや感情APIを用いて、各プラットフォームに点在する集合知識を、一様に閲覧できるコンテンツを生成可能にした。

 他の人は実際にどのように言葉を使っているのか? という疑問から生まれたこのサービスは、ある言葉に関連する言葉の関係を可視化してくれる。

おーい おまえねむっTEL

「おーい おまえねむっTEL」

 MA8×電子工作コンテスト連携イベントで生まれた「おーい おまえねむっTEL」は受験勉強の追い込みや仕事中など、寝てはいけないシーンで、電話を掛けることで、睡眠から起こしてくれるネットガジェットである。

 仕組みとしては、モーションセンサを使用しているとのこと。寝落ちして腕の動きが止まっていると「ねむっTEL」と判断して起こしてくれるというわけだ。自分のケータイに電話して起こしてくれるが、それでも起きない場合は「おまえの息子寝てるぞ」と、親に電話をかけてくれる。

SoMoX

なんと高校2年生のファイナリストも。

 北海道予選を勝ち抜いたファイナリストは、なんと高校2年生である。

 伊藤輝さんが作成した「SoMoX」はSocial Media Boxの略で、「ネット上の名刺」として、ソーシャルメディアをまとめることのできるサービスである。

 現在は4つのサービスでログイン可能で、ブログパーツも提供されている。

 最終プレゼンに合わせて、背景を設定できるようにしたことで個性を出せるようにしたとのこと。

melocy

演奏を共有するネットワーキングサービス「melocy」

 ギターを持ってプレゼンをしてくれたのは、ignoteの中西孝之さんだ。

 実はMA7チャンピオンで、史上初の2年連続のファイナル出場である。

 そんな、前チャンピオンが提供する「melocy」は演奏を共有するネットワーキングサービスだ。

 いろんなユーザーが演奏を投稿して、それに演奏を重ねて、コラボすることができる。JASRACからも許可を得ているとのこと。会場では生演奏も披露してくれた。

最優秀賞はVoicepic

VoicePicが優勝

 審査員の票はVoicePicとmelocyの2つに割れたが、最優秀賞はVoicePicが選ばれた。

 写真と音声という、シンプルでありながらも大きな可能性を持ったマッシュアップを実現させようとした点、人と人の心がマッシュアップされるような心に響くプレゼンテーションだった点が高く評価されたとのこと。

 なお最優秀賞のVoicepicには100万円が贈呈された。

おばかアプリ賞

 最後に、おばかアプリ賞を受賞したスマートフォン・アプリ「ひろし」をご紹介しよう。

KDDIの電話API、boundio(バウンディオ)とエヌ・ティ・ティ・データのなずき感性抽出APIを使っている

 「ひろし」はツイートを勝手に感情解析して、電話で話しかけてくれるアプリだ。

気になるツイートがあると「でんわしてもいい?」と聞いてくる。「いいよ」とボタンを押すと、ひろしから電話がかかってきてちょっとだけ深イイ話をしてくれる。

 おヒマな時間のある方はひろしの話を聞いてやってほしい。

 また、「ひろし」のデモンストレーションは、年末のクリスマスにおばかアプリ選手権。メリーおばか!でも見られる。

著者プロフィール:島田達朗(しまだ たつろう)

「おばかアプリ選手権」2012 夏 大賞受賞作品「アルプスの丘で〜」開発者の1人。おばかアプリやデータ解析に興味あり。Twitter:@tatsushim。オンラインギャラリーサービスの「Creatty(クリエッティ)」というサービスを作っています。


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