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3回目はあるのか? おばかアプリ選手権レポートD89クリップ(10)(6/6 ページ)

3月に開催され賞賛と罵声(ばせい)の入り混じるなか幕を閉じた第1回に続き、あの「おばかアプリ選手権」が再びお台場にやって来た。今回もカオスに満ちたプレゼンが吹き荒れ、進行は乱れまくることに。その模様をダイジェストで紹介する

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うごめくアイコン群と過去へ引き戻されるデスクトップ

田中孝太郎(dotimpact)
「生きているデスクトップ」
「タイムマシンスクリーンセーバ」

 dotimpactのハンドルネームで活動する田中孝太郎さんは、選手権へ参加するに当たり「役に立たないわけじゃないけど、その役の立ち方が独特なもの」とおばかアプリを定義。その結果生まれたのが「生きているデスクトップ」である。

田中さんは「正直、おばかアプリとは何なのか分からなかった」と告白
田中さんは「正直、おばかアプリとは何なのか分からなかった」と告白

 「生きているデスクトップ」は、デスクトップ上にあるアイコンが自らウィンドウの陰に隠れるというアプリ。デスクトップにアイコンが散乱していると印象も悪く、目に付くと集中力をそがれてしまうという人も少なくないだろう。スライドを使ったプレゼン時に一時的にデスクトップアイコンを消してしまうツールも存在する。

「生きているデスクトップ」は一見するとそういったものに近そうだが、そこに独特の味付けがなされている。

アイコンが散乱した汚いデスクトップ。ウィンドウを開いてしばらく放っておくと……
アイコンが散乱した汚いデスクトップ。ウィンドウを開いてしばらく放っておくと……
アイコンが勝手に動いてウィンドウの陰に隠れ、デスクトップはキレイになったように見える
アイコンが勝手に動いてウィンドウの陰に隠れ、デスクトップはキレイになったように見える
ウィンドウをずらすと、隠れていたアイコンがクモの子を散らしたようにワラワラと散らばる
ウィンドウをずらすと、隠れていたアイコンがクモの子を散らしたようにワラワラと散らばる

 もう1つ紹介したのが「タイムマシンスクリーンセーバ」。デスクトップの画面を常時記録しておき、スクリーンセーバが起動したタイミングで過去にさかのぼって表示していくというもの。作業していた画面がスクリーンセーバが起動した途端にいままでやってきた作業が元に戻ってしまうような感覚にドキリとしてしまうアプリだ。

たしかにデスクトップのアイコンが自動的に整理されればありがたい。が、動き回ってしまうので、目的のアイコンが探せないところがおばか。

グランプリがおばかに新たな定義をもたらした!

 来場者の投票によって決まるグランプリは、トリを務めた田中孝太郎さんが勝ち取った。「役に立たないわけじゃないけど、その役の立ち方が独特なもの」という田中さん流おばかの定義が共感を得たということだろう。どちらもプレゼン用に作られたコンセプトデモではあるが、実際にあったら使ってみたいと思わせる魅力を持っている。

グランプリのトロフィーを手に受賞の喜びを語る田中さん
グランプリのトロフィーを手に受賞の喜びを語る田中さん

 「効率や生産性だけを重視した遊び心のかけらもないアプリ開発からは卒業だ! 今日は僕らの独立記念日だ!」という7月4日にちなんだ意思は特に感じられなかったものの、前回に勝るとも劣らないおばかアプリが集まった。

グランプリ発表後は、豪華プレゼントのじゃんけん大会が行われた。賞品は、FONの最新ルータ「ラ・フォネラ2.0」、オライリー・ジャパンの「MAKE Tokyo Meeting 03 Tシャツ」、アコニのデジタル名刺「Poken」、WOMCOMの「Eye-Fi Share」などなど
グランプリ発表後は、豪華プレゼントのじゃんけん大会が行われた。賞品は、FONの最新ルータ「ラ・フォネラ2.0」、オライリー・ジャパンの「MAKE Tokyo Meeting 03 Tシャツ」、アコニのデジタル名刺「Poken」、WOMCOMの「Eye-Fi Share」などなど
最後まで何が何だか分からないイベントの司会を務めていただいた伊藤ガビンさんとタナカカツキさん。ほんとうにありがとうございました!(編集部より)
最後まで何が何だか分からないイベントの司会を務めていただいた伊藤ガビンさんとタナカカツキさん。ほんとうにありがとうございました!(編集部より)

 ここまでおばかアプリ選手権第2回の模様をお送りした。まだ2回目ということもあり、課題は山積みだが、その分ノビシロがあるということで、ご期待いただければ幸いだ。また、次回を一緒に作り上げてくださる出場希望者はアイティメディアの編集者でデザインハック担当者の河内あて(n-kochi(at)mx.itmedia.co.jp)にその旨をお伝えいただきたい。 3回目からのイベントが、いい方向に向かうかどうかは、読者のみなさんに掛かっている。


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