アプリ/サービスの公開オーディションに7組のツワモノが参戦。奇抜なビジネスアイデア、大まじめなサービスが続出するなかで、栄冠を勝ち取ったのは…
1月18日、エンジニアサポートCROSS 2013 実行委員会が主催するイベント「エンジニアサポートCROSS 2013」で、「スター誕生!」形式のイベント「CROSS VS 〜 アプリ/サービス公開オーディション 2013」が開催された。
奇抜なビジネスアイデア、大まじめなサービスをメディアやベンチャーキャピタリストにアピールし、入札(ただし演出上の)するという、アプリ/サービスの公開オーディションだ。今風にいうと、「ピッチイベント」が当てはまるだろう。
1次選考を通過したサービスは、下の7つ。どれも特徴のあるものだ。
スマホアプリのユーザーテストをクラウドソーシング。Androidアプリのユーザーレビューをターゲットを決めて依頼し、フィードバックを得るための仕組みを提供するサービス。
Facebookのプロフィール画像を使ってロボ・ペーパークラフトを作るWebサービス。友人のプロフィール画像をそのまま利用できる。
DropBoxやGoogle Driveなど、複数のストレージサービスをまとめて、ディスク容量の大きな1つのWebストレージを提供するサービス。
飲食店で販売されるカードに書かれたURLにメッセージを入力し、半券をちょっと気になるあの人へ。ドリンクとメッセージを送ることで出会いのきっかけを演出するサービス。
ビジネスマンのカレンダー空き状況を一覧して表示し、日程調整を簡単に行うためのサービス。手間を省いて「ビジネスマンの1日を30分増やす」ことが目的。
相手の電話番号と告白文を入力すると、ワンコインで指定した告白日時に自動で電話をかけて告白文を読んでくれるサービス。
ソーシャルなつながりで集めた写真に顔認識を行い、登録した「わが子だけ」が写っている写真のみをピックアップしてくれるサービス。運動会などでの利用をイメージしたもの。
このイベントでは各審査員からの特別賞が与えられるが、@ITでも「おばかアプリ選手権賞」として、次回の「おばかアプリ選手権」にエントリーする権利がプレゼントされた(ちなみに他の審査員からは、タブレット詰め合わせや楽天タワーツアー、ニフティクラウド利用権1年分など大変豪華なものが多かった)。
そのおばかアプリ選手権賞を受賞したのは、会場がどよめきに包まれた「告白の行方」。
菊本氏の製作したサービスは、指定した電話番号に告白のメッセージを送れるというもの。電話は自動音声メッセージと吹き込んだ告白メッセージが流れ「OKの場合は1を、考えたい場合は2を、ごめんなさいなら3を」としゃべるのがサービスのすべてだ。この集計結果をWebで見ることができ「告白に自信のないコミュ症をターゲットにしたサービス」と菊本氏は述べる。
このサービスが会場では大ヒットし、審査員からは「オレなら、こう使う」などの新サービスアイデアが次から次へと出てきて、非常にウケの良いサービスだった。
@IT編集部から次回おばかアプリ選手権への「シード犬(けん)」Tシャツを受け取った菊本氏は「おばかアプリ選手権参加は、ずっと夢でした」と大変うれしいひと言を。次回の作品が大変楽しみな“スター”の登場だ。
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