ここからは開発ルームです。前ページまでのおばあちゃんbotの中身は、AIをサポートとして使うほぼ人力のバーチャルAIでした。バーチャルではなく本物のAIだけで動かすことを目指し、お悩みデバッグbotの開発状況を報告しています。
前回から、お悩みデバッグの執筆を高速するための文章編集ツールの開発に着手しています。手始めとして、ツールの基礎となる文章の一部をAIによって置換する部分を作りました。文章の選択した部分の変換をAIに指示して置換するというシンプルな仕様です。
前回、「AIの変換は完璧ではないので、良い答えが出るまで繰り返す必要がある」ということが課題の一つにありました。しかし、繰り返してくれる人間の数は簡単には増やせないのに対し、AIの数は並列に数を増やせるというアドバンテージがあります。前回のAI出力というサイコロの個数は1つでしたが、今回はサイコロを10個に増やしてみます。AIを一気に10個並列に回して、その中で一番良い答えを人間が選んで置換する、という流れです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.