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勉強会に研修。スキルアップ支援が充実のモバイル業界IT業界 転職市場最前線(42)

不況で冷え込んでいたIT業界の転職市場に、回復の兆しが見え始めている。だが、業種や職種によって採用数や条件に大きな差異が生まれている。転職市場の動向を追い、自身のキャリア戦略立案に生かしてほしい。

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9月のIT業界求人市場まとめ

 どの業界も総じて好調を維持しており、企業は活発な採用活動を展開している。多くの企業が下期に入る今後は、プロジェクトの活発化に伴ってさらに求人が増加するだろう。アンテナを高く掲げて最新の採用動向をつかみ、迅速に行動することが大切だ。

インターネット/Web業界

 インターネット業界は、伸び率は鈍化しているものの、規模は拡大傾向が続いている。9月は、選考期間中に人材が多社に奪われることを防ぐため、二次面接と三次面接を同時に実施するなど選考回数の削減を図る企業の増加が目立った。

エンジニア:
アプリケーションエンジニア、インフラエンジニアなどの求人が活発化

 アプリケーションエンジニア、インフラエンジニアなど幅広い求人が活発化し、採用枠の拡大も見られた。海外進出する企業が多いため、語学力のあるエンジニアが優遇されている。

Webデザイナー・Webディレクター:順調に増加

 Webデザイナー・Webディレクター職は、紙媒体などのグラフィックデザイナー、イラストレーター、キャラクターデザインといった職種がけん引する形で順調に増加している。紙からWebへの転身を歓迎する求人も複数あるため、そのような希望があれば積極的にチャレンジしたいところだ。また、EC関連も少しずつ増加している。


モバイル業界

 IT業界やゲーム開発・アプリケーション開発への転職を検討する際、懸念材料として挙げられることの多い「労働時間」に配慮した求人が増加している。「納期前などの繁忙期を除けば、残業時間は月平均30時間程度」という企業も増えており、労働環境の整備に企業が腐心していることがうかがえる。

エンジニア:入社後のスキルアップ支援が充実

 スマートフォン向けアプリ、サービスの実務経験がなくても、「意欲があれば歓迎」とする企業が増加している。勉強会や研修、書籍購入補助制度、資格取得支援制度など、入社後のスキルアップ支援体制をアピールして人材獲得を図る動きが目立った。

 また、海外に進出している企業が多いため、海外勤務や海外企業との折衝などに対応できるエンジニアが求められている。語学力に自信があれば、積極的にアピールしたい。


システム業界

 業界全体で「マネジメント経験」が求められている。一般的に、マネジメント経験は年齢が上がるにつれて求められるものだが、若手でも後輩の指導・教育や管理を経験しているケースは多いだろう。これらの経験をしっかり職務経歴書に記載し、面接でもアピールできるか否かが、採用を大きく左右しているといっても過言ではない。

システムインテグレータ(SIer):増加傾向を維持

 ここ数カ月、求人が増加傾向であるSIerは、Web系エンジニアの求人が好調であること、上期の採用計画達成に向けて採用活動が活発化していたことなどを受けて、9月も好調を維持した。

 全体の約70%が、JavaやPHP、Perlといった言語での開発経験を前提とした求人だが、C#などの.NET系やC・C++といったWindows環境での開発経験を求めるものも増えてきており、下期はプロジェクトの活性化に伴う求人の増加にも期待できる。

ネットワークインテグレータ(NIer):
Linux環境での経験があるサーバエンジニアを中心に増加

 8月に続き、Linux環境での経験を有するサーバエンジニアを筆頭に、求人は増加傾向にある。9月はネットワークエンジニアの求人の増加傾向も顕著になった。下期は官公庁や公共関連などのプロジェクトが活発化することから、さらなる求人増加が予想される。


ゲーム業界

 企業の海外進出に伴い、語学力のある人に注目が集まっている。今後の海外展開を予定している企業も多く、語学力を武器にする人は今後さらに需要が増していくだろう。

エンジニア:
業界不問、なんらかの開発経験があれば可とする求人が増加

 「なんらかの開発経験があれば、業界は問わない」とする求人が増加している。ポイントは「独学で開発をした経験があるか」という点で、クリエイター同様にポートフォリオを作って選考に臨むエンジニアも多い。しかしながら、ライトな応募要件で幅広い人をターゲットとしているため、必然的に倍率が上がり、募集の終了も早いのが現実だ。

デザイナー:2D・3D全般で好調

 8月に引き続き、イラストレーター、キャラクターデザイナー、2D・3D全般のデザイナー求人が好調だ。応募要件も比較的ライトな印象で、異業界からゲーム業界を志す人には好機といえるだろう。


営業・その他

 営業職では、全国に拠点を構える大手企業の求人が飛躍的に増加した。これに伴って地方求人も増加したが、募集を実施している企業数自体はそれほど増加していない。

営業関連職:大手企業の求人、人材系、SI系が増加

 前述した大手企業の求人に加え、人材系やSI系でも営業職の求人が増加している。人材系は「なんらかの社会人経験」や「営業経験1年以上」といったハードルの低い応募要件が目立ち、SI系は「IT業界での営業経験」や「エンジニアとしての経験」などが求められている。

バックオフィス:マネジメント経験者のニーズが高い

 バックオフィス関連では、40〜50代のマネジメント経験者をターゲットとした「リーダー候補」「管理職候補」の求人が増加した。一方、メンバー層では、海外展開をにらんで英語力を重視した求人が多くを占めている。


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