GitHub(ギットハブ)の使い方:登録編:海外Webサービスのトリセツ(4)
海外Webサービスの使い方を「日本語で」分かりやすく説明するシリーズ、今月は「GitHub(ギットハブ)」を4回にわたって解説します。
今回は、ソフトウェア開発プロジェクトの共有Webサービスとして有名な「GitHub(ギットハブ)」の登録方法を解説します。
GitHubってどんなサービス?
GitHubは「Build software better, together」すなわち「優れたソフトを一緒に開発する」ことを助ける、開発チームのためのWebサービスです。ソース管理や「Issue」という掲示板形式の連絡機能があり、開発者とマネージャーの間で進捗状況についてコミュニケーションを取ることも容易にできます。
トップページの下部に、GitHubの利点が簡潔にまとめられています(英語)。次のセクションで順に解説します。
なぜGitHubは選ばれるのか?
トップページの掲載内容を基に、GitHubの特徴を紹介しましょう。
『息の合ったコラボレーションは、コミュニケーションから始まる』
コードの変更点についてのレビューや、コードに対するコメント、問題提起(issue)、プロジェクトの計画作りなどに、このディスカッションツールをご利用ください、といった意味ですね。GitHubはチーム全体で意見交換ができる場を提供してくれます。
『世界最大のオープンソースコミュニティ』
GitHubは世界中の開発チームに利用されています。自分の開発プロジェクトを公開して世界からフィードバックをもらえるなんて、何てワールドワイド! 「世界の皆で良い物を作る」というマインドに感服します。
『連携サービスで、もっと活用しよう』
GitHubには連携して使用できるアプリケーションやツールが多数あります。それらを使用すれば、開発作業をさらにパワーアップできます。
※連携サービスについては、次回以降で紹介します。
登録してみよう
では早速、登録してみましょう。
名前、メールアドレス、パスワードを入力して「Sign Up for GitHub」をクリックします。ちなみに「Sign up」は「新規登録する」、「Sign in」は「登録済みのサイトに接続(サインイン)する」ことを意味します。
登録が完了すると、入力したメールアドレス宛てにメールが送られてきます。そこに記載されているリンクをクリックします。
クリックすると上記の画面に遷移します。
登録したメールアドレスはGitHubからの連絡用アドレスとして登録されます。もし別のメールアドレスに送りたい場合は、アドレスを追加できます。追加する必要のない場合は、これでユーザー登録完了です。
無事GitHubのメンバーになりました。通常はチームで利用するものなので、グループやリポジトリを作成して、メンバーを招待することなどもできます。
次回(7月24日)は、サイト内で提供されているさまざまな機能について解説します。
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筆者プロフィール
Nextremer 下岡聡子
Javaプログラマー、フリー翻訳者(英語・中国語)を経て、Nextremerにてインドでのグローバル受託開発システムのマネジメント、新規ビジネス企画担当。大学ではロシア語を専攻。
ITエンジニア向けの英語サービスも提供中。
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