Windows Server 2016の「MultiPoint Services」は、教育現場向けの製品「Winodws MultiPoint Server 2012 Premium」の機能を、Windows Serverに統合した新しい役割です。本連載では、3回に分けて説明しました。
TP4においてMultiPoint Servicesに大きな新機能の追加はないようですが、「MultiPointマネージャー」と「MultiPointダッシュボード」の二つの管理コンソールのGUI(Graphical User Interface)が、Windows 10やWindows Server 2016のフラットデザインに変更されています(画面6)。もちろん、日本語環境にも完全対応しています。
Windows Server 2016では、ワークグループ構成およびマルチドメイン構成のフェールオーバークラスターがサポートされます。本連載の以下の記事で説明した通り、TP3ではWindows PowerShellを使用してクラスターの作成と管理を行う必要がありました。
TP3までの「フェールオーバークラスターマネージャー」は、Active Directoryのドメインアカウントで実行する必要がありましたが、TP4ではローカルアカウントによる実行が可能になりました(画面7)。
岩手県花巻市在住。Microsoft MVP:Cloud and Datacenter Management(Oct 2008 - Sep 2016)。SIer、IT出版社、中堅企業のシステム管理者を経て、フリーのテクニカルライターに。マイクロソフト製品、テクノロジを中心に、IT雑誌、Webサイトへの記事の寄稿、ドキュメント作成、事例取材などを手がける。個人ブログは『山市良のえぬなんとかわーるど』。
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