「(コラボ相手は)池澤さん狙いです!」――そう宣言する男性が続出するなど会場で大人気だった池澤あやかさんは、Ruby好きで、C++やPHPも使う女子大生。慶応SFCに通いながらモデル活動も行っており、ネットで公表されたプロフィールが「かわいい」と話題になったこともある。
池澤さんは、アルバイト先のT-D inc.で開発に参加した「T-D PINPON♪」を紹介。同社の玄関のピンポンとTwitterを連動させたものだ。ピンポンが鳴ると、玄関のWebカメラで来客の画像を撮影、サーバ上に保存。画像のURLを発行し、専用のTwitterに画像のURLとともに「社長、お客さんだよ。 」と投稿する仕組みだ。
マイコンボード「Arduino」を利用したシステムで、池澤さんはArduinoのプログラミングと、Twitter BOTなどWeb側の機能を担当したという。このピンポンを設置したい人がいれば、同社に連絡すれば、「わたしが取り付けに行きます!」(池澤さん)。
HTML5とか勉強会メンバー
小松健作、若狹 正生、あんどうやすし
社会人チームは、技術に裏付けられたアイデアで勝負する。「すべてのHTML5は巨乳に通ず」――HTML5を中心とした勉強会を開いている「HTML5とか勉強会」チームは、こう強弁する。
HTML5を使えば、撮影中の動画をリアルタイムでWebブラウザに表示したり、リアルタイムで顔認識したり、2次元の写真をリアルタイムで3次元風に加工したりできる。例えば、2次元の写真の左右に1つずつ丸いふくらみを持たせ、まるでおっぱいが揺れているように見せることも可能なのだ。
「カメラ画像を取り込める」「顔認識できる」「ふくらみが2つ作れる」……この3つから導き出せる答えは、「HTML巨乳」だ。Kinectのモーションコントローラーを使い、カメラでとらえた人の胸を、画面上で大きくする「Kinect 巨乳」と同様な仕組みが、HTML5で可能。「すべてのHTML5は巨乳に通ず」というわけだ。
リクルートメディアテクノロジーラボチームメンバー
伴野智樹、松江澄人、熊沢恭志、松川進、鈴木慎介
リクルートの実証実験機関「リクルートメディアテクノロジーラボ」のメンバーからも、おばかアプリのアイデアが続出した。
乳輪の形や色を登録し、似ている乳輪の人同士をマッチングする「にゅうりんぐ」、キスの音と舌打ちの音を聞き分けるゲームアプリ、包丁の柄と一緒にiPhoneを握って振ると、千切りの練習ができる「iクッキングヘルパー」、ディスプレイにグラビアアイドルの写真を映し、見る人の顔の角度を変えると、あらゆる視点からグラビアアイドルの体を拝めるという“神の視点になれる”アプリなどだ。
中でも会場場盛り上がったのが、iPhoneアプリ「バルスを忘れない」だ。「バルス」とは、「天空の城ラピュタ」に登場する呪文。ラピュタのテレビ放送時は、番組内でバルスが唱えられると同時に、Twitterに「バルス」と書き込む人が続出。Twitterの秒間ツイート数世界記録新記録を樹立した。
バルスを忘れないをインストールしておくと、ラピュタの再放送日が決り次第プッシュ通知し、放送日までカウントダウン。画面には飛行石が表示され、放送当日には飛行機が光る。放送中にはバルスのツイート専用ボタンが現れ、1度だけ「バルス」とツイートできる。「秒間ツイート世界記録を塗り替えたい」という。
「前回の放送時は1時間遅れでバルスしたので、次回は乗りたい」(池澤さん)など、会場からはこのアプリの制作を望む声が続出。「おばかアプリ選手権」本戦で、完成したアプリが見られるかもしれない。
「ジェスチャーコントロールで、意識を斜め上に!」――フリーランスエンジニアの谷口直嗣さんは、“意識の高い”おばかアプリを提案する。
イスラエル発の技術「eyeSight」を活用。スマートフォンのカメラでユーザーのジェスチャーをとらえ、端末に触れなくてもジェスチャーで操作できる技術で、「スマホ操作をかっこよくできる」という。
例えば、1人漫才をしている時、ツッコミを入れるような動作をすると「なんでやねん!」とツッコんでくれるアプリ、スマホで高速正拳突きをすると、「アータタタタタタ」とケンシ●ウのような声を発するアプリなどが実現可能という。「エンジニア、デザイナー、サウンド、声優など全パート募集中です」(谷口さん)
雑魚雑魚メンバー
雑魚A、雑魚B
集中度とリラックス度が測れる「脳波センサ」を使ったおばかアプリを作っているチーム・雑魚雑魚(ざこざこ)。集中すればするほどお色気ムービーが表示され、集中を邪魔してくる「寺べっぴん」、大好きなものに反応する脳波スピードを測る「脳波スカウター」、集中力が高まるほど、画面の選手が速く走る「NOUHER OLYMPIC」などを開発してきた。現在は、ドラえもんのタケコプターのような「脳波コプター」を開発しており、完成したら「どこかで展示したい」という。
「コレジャナイロボ」で知られるザリガニワークスの坂本嘉種さん、日本大学芸術学部講師の布目幹人さんと、スポンサーのアドビシステムズ・轟啓介さんが各プレゼンを講評。轟さんは本戦に向け、「“おばかレイヤー1”で終わってほしくない。出オチではなく、ばかの合わせ技がほしい」と話していた。
「おばかアプリ選手権」は、8月4日(土)13時から開催する。詳細は特設ページで、参加表明は特設サイトから。豪華賞金・商品も用意しているので、是非ご参加を!
技術解説サイト「Adobe Developer Connection」のハウツー記事を参考におばかアプリを制作することが条件。制作物と参考にしたURLを併せて提出する。
アマナイメージズの画像素材を活用することが条件。アマナイメージズには30万点の素材がそろっており、おばかアプリ応募者は、30点まで無料で利用できる(無料アプリ限定)。
エンジニアを応援するアプリか、キャラクターのネコをモチーフにしたアプリで応募することが条件。
ムダにかっこよくて、かゆくないところにも手が届く、ぷっと笑える、おばかアプリで応募することが条件。
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