雑魚雑魚の「うー!my棒」は、胸を巨大にするのではなく、巨乳を引き金として大きくなる男性の「my棒」をさらに巨大化するツールだ。Kinect巨乳が胸の位置を識別し、胸を膨張させて映し出す一方、うー!my棒では股間の位置を識別、大きな棒の形として映し出す。2人でフェンシングのように棒をぶつけ合い、対戦することも可能だ。
雑魚雑魚は、棒を巨大化する際に映し出す映像をさまざまな模様にするため、女性にも人気のあるルイ・ヴィトンのロゴやキティちゃんなどの画像も用意していたが、女性審査員の麻生さんには不評。いやがる麻生さんの姿を見たケンドーコバヤシさんは「“もういや!”という亜実ちゃんの言葉を引き出せる雑魚雑魚はすごい」と絶妙なコメントを返した。
そのケンドーコバヤシさんは、うー!my棒の実演に協力。棒に映し出す模様としてお笑いタレント・石田靖さんの顔写真を選択し、石田靖さんの顔を棒状にした映像を楽しんだ。
世界の三宅(三宅智之)は、巨乳女性が体験している世界を誰もが体験できる世界にするという意気込みで、「拡張現実下着 ARブラジャー」を開発した。これはネットワーク対応型ブラジャーで、Kinect巨乳が胸の揺れを感知するとその情報がPCへ、さらにはBluetoothを使ってARブラジャーの外付けボックスに送信され、ブラジャー内に組み込まれた特製モーターが巨乳の揺れを再現するというものだ。
実際にARブラジャーを付けて体感したケンドーコバヤシさんは、「あぁっ」と声をもらしつつ、「本当にいい。とにかく気持ちいい。めちゃくちゃいい」と大絶賛。「どこかで販売してもらえないか」とまで言うほどだった。
最後のプレゼンテーションは、alumicanの「宇宙巨乳」で締めくくられた。これは金環日食を見逃したalumicanが、Kinect巨乳を使って自ら日食を生み出すという意気込みで開発に挑んだものだ。
宇宙巨乳では、Kinect巨乳で巨大化した胸が、日食グラスを掛けるという動作に反応して月と太陽に変化する。そこから自分が回転して月と太陽の位置を調整しつつ重ね合わせ、うまく2つが重なった時点で画面上に金環日食が映し出されるという仕組みだ。
この神秘的なシステムを実演した麻生さんは、「私も金環日食は見られなかったけど、今日こうして体験できて感動した!」と、興奮状態で感想を語った。
すべてのプレゼンテーションが終了した後、挑戦者代表が再び舞台に登場した。一般来場者には1人1票が、審査員には1人10票が与えられ、グランプリにふさわしいと思う作品に票を投じる。
一般来場者による審査では、拡張現実下着が一歩リード、1票差で宇宙巨乳が2位につけていた。最終的には3人の審査員の票で他チームの逆転も可能だが、最初に投票した川田氏は宇宙巨乳に、2番目に投票した麻生さんはKinect巨乳MUSICに投票。注目されたケンドーコバヤシさんの票は、大絶賛していた拡張現実下着に行くかと思いきや、なんと宇宙巨乳に。「意外と思われるかもしれませんが、僕はこういう夢のあるものが好きなんです」と、ケンドーコバヤシさんは少し照れくさそうに語った。
さて、ここで忘れてはならないのがエンジョイ部門だ。実はエンジョイ部門に参戦したのは1チームのみで、不戦勝でグランプリが決定した。そのグランプリを獲得したのは、カスタマイズ部門で惜しくも戦いに敗れたチームわたがしだった。
最後に審査員総評を求められたケンドーコバヤシさんは、「みんなの発想がすばらしくて感動した。巨乳には人類を進化させるエネルギーがある。もっといろんな作品が見てみたいので、他のエンジニアにも参加してもらいたい」と述べた。
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