何もしないことにより、勉強へのアクセルの弱さ、遊びに必要なブレーキの強さが明確に体感できるようにもなりますわ。それらの強弱の度合いを把握しないことは、スピードメーターなしに運転するようなものでしてよ。
具体的に「何もしない」がどんなものか、そのやり方を教えて差し上げますわ。
5分でも構わないので、試しに「何もしない」を実践してみてくださいまし。何もしない間は、次の予定や今日あったことなどあれこれ考えないし、音楽も聞かないことですわ。場所も姿勢も自由ですけれど、勉強をする場所と姿勢がお勧めですわ。ただただ心を観察する以外は何もしないのですわ。
何もしないことで、膨大な思考の嵐や体の中の欲求の発現など、心の動きを体感できること請け合いですわ。「なんて無駄な時間なんだ、タイパの逆じゃないか」「無駄なことをしているやつはバカだ」「バカにされるのは嫌だ」「こんなのいいからスマホを触りたい」のような止めどない思考と、それに伴う嫌な感情が駆け巡る心のバグを観察してくださいまし。何も考えないように制限するのではなく、考えを制御しようとしないのがコツですわ!
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