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「Windows管理者のためのIPv6入門」電子書籍版を読むべき理由とは?人気連載まとめ読み! @IT eBook(10)

人気過去連載を電子書籍化して無料ダウンロード提供する@IT eBookシリーズ。第10弾は『Windows管理者のためのIPv6入門』だ。でも「今」、Windows管理者がIPv6を学ぶ理由って何だろうか?

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@IT eBookシリーズ Vol.10『Windows管理者のためのIPv6入門』(デジタルアドバンテージ 打越浩幸 著)
@IT eBookシリーズ Vol.10『Windows管理者のためのIPv6入門』(デジタルアドバンテージ 打越浩幸 著)

 「IPv6って、来る来ると言われ続けているけど、広まっていないよね?」

 「IPv6」という単語に対して、少なくない読者諸氏がこのように反応するのではないだろうか?

 確かにIPv6は、そこかしこで必要とされているとは言い難い。IPv6普及の「原動力」とも言われるIPv4アドレスの不足(枯渇)という問題は、数年前から世界中で発生しているにもかかわらず、実際にIPv4アドレスが取得できなくて困っている、なんてニュースはそうそう見かけない。

 だからといってWindows管理者がIPv6について学ばず、無視してよいのだろうか?

 筆者はそう思わない。今後、管理下のWindowsマシンでIPv6の通信が増えていく可能性が高いからだ。

IPv6は「増えている」

 その理由の一つとして、全世界的にIPv6対応デバイスおよびIPv6での接続が次第に増えていることが挙げられる。例えばシスコシステムズは、IPv6対応デバイスの割合が2014年の22%から、2019年には41%に達すると予測している。

 またアカマイ・テクノロジーズは、同社コンテンツに対するIPv6経由のアクセスが増加していることを公表している。

 もう一つ、Windows管理者にとって忘れてはならないのは、すでにIPv6がWindows OSにおける「現役の」ネットワーク基盤であるということだ。

 現在のWindows OSはいずれもIPv6をサポートしていて、かつデフォルトで有効になっている。試しに、手元のWindows PCでコマンドプロンプトからipconfigコマンドを実行してほしい。「fe80::b94c:19b2:d623:6fe9%10」などという(よく分からない)IPv6アドレスが、いつの間にかNICに割り当てられているはずだ。

 となれば近い将来、管理下のWindowsマシンとどこかのデバイスとの間で実際にIPv6の通信が生じて、IPv6が無視できなくなる可能性は充分に考えられる。

 そのとき、管理者がIPv6について全く知らない状態で大丈夫だろうか? IPv6に絡むトラブルを解消できるだろうか? まだIPv6の普及が緩やかである今のうちに、少しずつでもIPv6について学んだ方がよいのではないだろうか?

学ぶのに便利な電子書籍版

 このたび@IT/Windows Server Insiderフォーラムの人気連載「Windows管理者のためのIPv6入門」のeBook版(PDF版)をリリースしたのは、編集部としてこうした懸念を感じているからだ。

 この約3.5MbytesのPDFには、オフラインで全部読み通したり全文検索したりできるように、全9回の連載を収録してある。モバイルPCやタブレットなどにダウンロードしておけば、好みのPDFビューアで閲覧できる。ちょっとした空き時間を利用して、少しずつ読み進めてIPv6を学習できるだろう。

 IPv6について全く知らないという方でも、本書は「IPv6とは」といった初歩から解説しているので安心してほしい。また「Windows管理者のための」と銘打っているものの、必要に応じてWindowsに依存しない話題にも数多く触れている。そのため、MacやLinuxの世界の読者諸氏にも役立つ部分はあるはずだ。ぜひ活用していただきたい。

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※@IT eBookシリーズについてはこちらをご覧ください。

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