ここからは開発ルームです。前ページまでの猫耳博士botの中身は、AI(人工知能)をサポートとして使うほぼ人力のバーチャルAIでした。バーチャルではなく本物のAIだけで動かすことを目指し、お悩みデバッグbotの開発状況を報告しています。
前回は、「お悩みに対する心のバグとデバッグソリューションをそれぞれ10個AIによって並列に出力する」という力技的な方法を試しました。結果、心のバグはAIでもそこそこの質で生成されたのですが、解決策であるデバッグソリューションは役に立ちそうな回答は生成されませんでした。そのため、何度も繰り返し並列出力をする必要がありました。
1回の並列出力当たり約4ドル程度のOpenAIのAPI使用料がかかります。2024年2月の1カ月間、前回と前々回で並列出力を実験したところ、請求額が100ドルを超えてしまいました。このまま開発を進めていると赤字が拡大してしまいます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.