本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開しています。
「月刊エンジニアライフ」では、前月のエンジニアライフを振り返ります。さっそく、2011年6月の新着コラム「月間アクセスランキング」を紹介しましょう。
「優秀なエンジニア5人は二流の1000人を完全に凌駕する」(Five great programmers can completely outperform 1,000 mediocre programmers)
Netscapeの創業者であるマーク・アンドリーセン氏の言葉です。この刺激的な言葉を取り上げた『Rails Hub情報局』のコラムが、6月の月間1位を獲得しました。
「生産性の非常に高い人ができることと、平均的な人ができることのギャップはどんどん大きくなっている」という文脈上で、アンドリーセン氏は上記の言葉を言ったそうです。実際、シリコンバレーの企業は、飛び抜けて優秀なエンジニアを高給で採用、もしくは会社ごと買収して人材獲得を行っています。
5対1000という数値の根拠はともかく、エンジニアの生産性という点から見て、非常に興味深い言葉ではないでしょうか。
夏のボーナスの季節です。この時「自分は他の人に比べて、どれぐらいもらっているか」ということが気になるかと思います。7位にランクインしたコラム「公平理論で考える『うわっ…私の年収…低すぎ…?』」では、「給料と公平性」について、興味深い意見を述べています。
アダムスの公平理論によれば、「人は,自己の仕事量や投入(input)に見合う報酬や結果(outcome)を得たい」と願います。この「公平」とは、他者と比べてどうかという相対的なものではないかと、46氏は言います。
その一例として、46氏は自身の経験を語っています。「転職を機に給料がグンと上がった。こんなにたくさん給料をもらっているのだから頑張らなきゃと思っていた。しかし、自社の中で自分が下位数%の給料しかもらっていなかったことを知った時、モチベーションがガクンと下がってしまった」
「自分が下位数%の給料である」という事実を知る前と後で、もらう給料の額が変わっているわけではありません。しかし、「自分が他者に比べて低い」という発見は、彼の仕事へのモチベーションを大きく下げました。もし、このような立場に置かれたら、どうするでしょうか? 給料に見合った仕事をするようにするか、給料を上げてくれと言うか……気になる人は、コラムで6つのパターンを確認してみてください。
6月は、新たに2人のコラムニストがデビューしました。
名前 | コラムタイトル | コラム内容 |
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タンジット杉本 | 31歳、PHPキャリア2年生エンジニアのベンチャー企業奮闘コラム | 31歳、キャリア2年、おっさんエンジニアの奮闘ぶりを会社の成長とともにお届け |
桜丘製作所なかのひと | Facebookページ開発日記 | Facebookを中心とした、ソーシャルメディア関連の技術情報・最新情報などを配信します。 |
『31歳、PHPキャリア2年生エンジニアのベンチャー企業奮闘コラム』のタンジット杉本氏は、タイトルどおり31歳の“新人エンジニア”。「できないことが多すぎる」という焦り、溜まっていく仕事、朝までの残業といった課題を解決する対策を紹介しています。初回の教訓は、「事前準備や業務の段取りを一発で目視できるツールを作成しろ」「(特に上司と)能動的にコミュニケーションを取れ」。今後が楽しみなコラムです。
また、Facebook関連の技術情報・最新情報をお届けする『Facebookページ開発日記』がスタートしました。盛り上がりを見せるソーシャルメディア関連の開発に興味があるエンジニアは、チェックしてみてください。
6月に投稿されたコラムは全部で74本。エンジニアライフでは、独自のRSSを配信しています。コラムニスト一覧から、気になるコラムを探してみるのもよいでしょう。「話題のコラムをチェックしたい」「気になる話題をまとめて読みたい」という方は、エンジニアライフの歩き方をご覧ください。
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