本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開しています。
さて、2011年9月の新着コラム「月間アクセスランキング」を紹介しましょう。
第1位は毎週月曜日に更新している人気小説、「人形つかい」。主人公チームは、度重なる修正や追加機能のせいで怒涛の年末を過ごした後は、地獄の年始を迎えます。それでもどうにか初号デモと受け入れテスト、総合テストなどが終わり、いよいよ1月31日。最後の仕事です。
「もう問題は起こらない」と思っている主人公に、リーダーの東海林さんは「甘いな」と一言。待機しているとクライアントから電話がかかってきました。
『エラーというか……実はコンパイルが通らないんです』
しかもソースコードを戻せないという、最悪の状況。2人は、どのように解決するのでしょうか。
連載を最初から読みたい人はこちらのバックナンバー一覧をどうぞ。
2位には、@ITの西村賢記者による「素人がWebサービスを作ってみて分かった9つのこと」がランクイン。900ブックマークを集め、殿堂入りを果たしました。
西村氏は、Ruby on Railsを調べるうちに「自分が欲しいサービスを作ることができるのでは」と思い立ち、「Worklista」という名のWebサービスを作成しました。実際に開発してみて分かったポイントを9つに分けてまとめています。
どんな仕事でも「完成度を8割から9割に上げるのはとても大変」ということはよく言われますが、それを身を持って実感しました。
私はWeb(インターネット)には輝かしい未来があると思っています。だから動向がとても気になっています。Webベンチャーが好きで、よく記事も書きます(シリコンバレーのWebベンチャーを取材して記事を書いたりもしています)。そういう私にとって、Worklistaは習作です。自分で手を動かしてやってみれば、技術やサービスについて記事を書くときにも、より良いものが書けるだろうということです。
習作なのですが、同時に本気だったりもします。
2万字強の渾身エントリは、開発者もそうでない人も必見です。
試される大地で働くエンジニアAhf氏は、コラム『地方からの戯言』で、「そろそろVisual Basic 6を休ませてあげよう」と提案しています。
Visual Basic 6の開発環境は、すでに3年前にサポートを終了しています。ですが、世の中にVB6を使っている企業が多く残っていることも事実。だからといって、いまだにVB6を使うことに固執する人々や企業は、「新しい技術を習得するためのコストに、異常な拒否反応を示しているだけ」ではと、Ahf氏は指摘します。
9月は4人のコラムニストがデビューしました。
名前 | コラムタイトル | コラム内容 |
---|---|---|
佐藤環 | 成長する技術と衰退する技術、そして期待する技術 | 進化するWebやスマートフォンの楽しい未来を技術視点で考えます |
かなみら | ハロー、ワールド!(略してハロワ) | 人材エージェント→エンジニアと渡り歩き採用担当もしています。 |
カレンコンサルティング | 「プロセスコンサルティング」のススメ! | 「人と組織」という切り口で、経営と現場の課題解決についてカレンコンサルティングが分かりやすくお伝えしていきます。 |
バジル | 4年後、『プレイングマネージャ』の君へ | プレイングマネージャを目指すSEの記録です。 |
●成長する技術と衰退する技術、そして期待する技術
『成長する技術と衰退する技術、そして期待する技術』の佐藤環氏は、元エンジニアで営業とマーケッターの仕事を経て、現在は製品戦略室の室長として新規事業の立ち上げを行っています。
エンジニアと営業とマーケッターの間という独自の立場を生かして、「エンジニアのこれからの役立つ技術」について情報を提供していく予定だとのこと。
●ハロー、ワールド!(略してハロワ)
「突然、解雇されたらどうする?」
こう問い掛けるのは、『ハロー、ワールド!(略してハロワ)』のかみなら氏。Web系エンジニアで、もともとは人材会社で転職エージェントとして働き、エンジニアの採用を経験したこともあるそうです。
転職しよう! と思った時に転職準備を始めるのでは遅いのです。なぜなら、職務経歴書やアピールなどを考えることは一朝一夕ではできないから。かみなら氏は、「エンジニア×採用」という視点で「エンジニアの転職」について執筆予定です。
●「プロセスコンサルティング」のススメ!
カレンコンサルティングに所属する2人が、『「プロセスコンサルティング」のススメ!』をスタート。「経営と現場の課題解決」というテーマでコラムを執筆します。
ソフト屋、ハード屋、メカ屋……複数の会社からメンバーが集まった「バラバラチーム」はなぜこうもマネジメントしにくいのか――彼らはそれぞれ仕事をきちんとこなすし、仕事に対するプライドもあります。なのになぜ? その理由は「自分たちの立場でしか物事を見ていないから」です。チーム運営に悩むPMやリーダーにおすすめな連載です。
●4年後、『プレイングマネージャ』の君へ
『4年後、「プレイングマネージャ」の君へ』のバジル氏は、元インフラエンジニアのSE。「プレイングマネージャになるための日々」をつづります。「新卒入社時からお世話になったマネージャのようになりたい!」というのがきっかけだそうです。
バジル氏は、初回で「勉強会の難しさ」について語っています。マネージャを目指すプログラマやSEにおすすめです。
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