本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。現場で働くITエンジニアたちの「生の声」を公開しています。
毎度おなじみ、2012年5月の新着コラム「月間アクセスランキング」をお届けします。
クリエイティブな仕事はお金になるのか――? 『101回死んだエンジニア』のAnubis氏は、「稼ぐ」ということと「作る」ということ、そしてクリエイティブな仕事に対して対価がきちんと支払われているかについて、問題提起しています。
「クリエイティブな時点で儲からない」とAnubis氏は指摘します。アーティストできちんと稼げる人はほんの一握りだけ。それは、IT業界でも似たような状況です。「金銭的な価値は金銭的な価値、創造性は創造性」と割り切り、「稼ぐことか創造すること、どちらかに集中した方がいい」とAnubis氏は語ります。
Webサービスでも、きちんと収益化できているものはそう多くはありません。 「良い物やサービスを作って、適切な報酬を得る」のが理想ですが、なかなかそううまくはいかないのが現実です。
では、どうすればいいのか。続編ともいえるコラム「クリエイティブな仕事で稼ぐ方法」では、Anubis氏は「稼ぐか創造するか、どちらかにまず決めて徹底的にやること」を推奨しています。しっかり創造に集中してから稼ぐ方にシフトするか、あるいは稼いでから創造に向かうか――両方を同時にやることの難しさを、Anubis氏は主張しています。
これは、あくまで1つの意見です。皆さんの意見はいかがですか?
5月は、4人のコラムニストがデビューしました。
名前 | コラムタイトル | コラム内容 |
---|---|---|
abekkan | IT技術を日常生活で生かそう | プログラマ、テスター、SE、PMなど、いろいろやってるオヤジです。 |
anego | 実践!Think different. | 新しい考え方、新しい挑戦で脳に刺激を与えます。 |
キャリア・コンサルタント 高橋 | 5分間キャリア・コンサルティング | ITエンジニアへの5分間キャリア・コンサルティングやってます! |
Alchemy | 表と裏のITエンジニア | 対外向けサービスとバックオフィスの両方をエンジニア視点で綴ります。 |
abekkan氏は、半導体の開発や通信事業の仕事に関わり、開発からテスター、プロジェクトマネージャまで、幅広い役割をこなしてきたエンジニアです。仕事で得たスキルを、野球の試合や子どもへの教育など、さまざまな「日常」で生かす――というのがコラムのテーマです。
例えば、野球の試合結果を集計するという仕事を任されたとき(父兄はさまざまな要求に応えなければなりません)、abekkan氏は要求分析とデータ定義を行い、手打ちのスコアブックをIT化しました。
自分のスキルを幅広く生かす柔軟な発想が、毎回楽しみなコラムです。
組長コラムニストが所属するエンジニアライフに、新しく姉御コラムニストがデビューしました。anego氏は、都内で Webサイトの企画・ディレクターとして働いています。普段からエンジニアと関わる機会が多いというango氏は、Appleの 「Think different.」という言葉を実践する、という目標を立てて、コラムを始めました。
日常におけるささやかなイノベーションをつづる今後に期待です。
キャリア・コンサルタント 高橋氏は、ソフトウェア開発に約15年従事し、プログラマ、SE、プロジェクトマネージャなどを担当した後、キャリア・コンサルタントに転身したという経歴の持ち主です。元ITエンジニアとしての強みを生かし、エンジニアのキャリアプランニングについて、分かりやすく解説しています。
「ほとんどのITエンジニアは、どうやって自分自身のキャリアを見つけたらいいかが分からない」と、高橋氏は指摘します。この問題は、こうも言い換えられます。「どうすれば自分のやりたいことを見つけ、そこに行き着くための方法を見つけられるのか?」。
高橋氏はこの大掛かりなテーマを細かく分解して、解説しています。キャリアに興味のあるエンジニアはチェックしてみてください。
エンジニアには表と裏がある――というとなにやら怪しげですが、Alchemy氏がいうところの「表と裏」とは、「お客様向けのサービスとバックオフィスでの社内向けサービス」 のこと。両方の立場を経験したAlchemy氏は「エンジニアをバックヤードに配置すること」「ヘルプデスクと開発の関係」など、両者を俯瞰し、つないでいくコラムを執筆しています。
1つの立場だけでは見えないことがたくさんあります。さまざまな立ち位置を経験することにより、両者をうまくつなぐことができるかもしれません。本コラムは、幅広い視点を提供してくれるでしょう。
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