人気過去連載を電子書籍化して無料ダウンロード提供する@IT eBookシリーズ。第14弾は、Windows Server 2012 R2のHyper-Vによる仮想化プラットフォーム設計の「指南」書だ。
企業内のサーバーシステムを設計・構築するに当たって、仮想化プラットフォームを前提とするのはもはや一般化して久しい。VMwareあるいはHyper-Vによるサーバー仮想化に携わったり、さらには仮想化基盤の設計・構築を経験したりした読者諸氏も少なくないだろう。
だからといって、こうした仮想化システムの設計・構築が誰でも容易に実現できるようになったかというと、決してそんなことはない。ハードウエアだけに絞ってみても、プロセッサー(CPU)やメモリ、ストレージ、ネットワークなどなど、具体的にどう選べばいいのか?
そもそも、今どのような選択肢があって、それぞれのメリット/デメリットは何か、ハードウエアや仮想マシンの性能を最大限に発揮させるにはどのようなネットワークやストレージ構成が必要なのか、障害対策のための構成はどうするのか、などなど、考慮しなければならない項目は多岐にわたる。コスト圧縮といったプレッシャーの下で、設計担当者は最適な選択肢を見つけなければならない。
こうした設計担当者の悩みに応えるべく、Windows Server Insiderフォーラムで公開したのが「Windows Server 2012 R2時代のHyper-Vサーバ設計術」という連載記事である。VMwareや旧世代のHyper-Vなどの仮想化経験者、および中規模クラスのシステムを対象に、Windows Server 2012 R2のHyper-Vにおけるシステム設計やノウハウ、ネットワーク設計のベストプラクティスなどを全4回で解説した。
実際のハードウエア製品やHyper-Vの設定値といった具体例の他、概念を把握しやすい図版を多数掲載した記事内容は、大いに好評を博した。
このたび、筆者である小川大地氏のご厚意により、@IT eBookシリーズの第14弾として、「Windows Server 2012 R2時代のHyper-Vサーバ設計術」全4回の電子書籍(PDF)版を、無料で読者諸氏に提供できることになった。小川氏にはこの場を借りて、あらためて御礼申し上げる。
本連載をWebで公開してから約2年が過ぎたものの、対象としているWindows Server 2012 R2はいまだ最新のWindows Serverであり、もうしばらくは現役の予定だ。また多少時を経たとしても、本書に記されているシステムの仕様を決めていくときの「考え方」が、システム設計担当者の助けになると信じている。
Hyper-Vのシステムに携わるなら、ぜひダウンロードして、システム設計に役立てていただきたい。
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