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会計士が「これはよい!」と腹の底から思う「会計の良書」4選お茶でも飲みながら会計入門(38)

意外と知られていない会計の知識。元ITエンジニアの吉田延史氏が、会計用語や事象をシンプルに解説します。お仕事の合間や、ティータイムなど、すき間時間を利用して会計を気軽に学んでいただければと思います。

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本連載の趣旨について、詳しくは「ITエンジニアになぜ会計は必要なのか」をご覧ください。


今回のテーマ:読書の秋! 会計関係の良書を読もう

 秋本番、かなり過ごしやすくなってきましたね。秋の夜長に読書を楽しむ人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、今回は趣向を変えて「会計関係の書籍」を厳選して紹介します。

【1】『簿記一年生』前田信弘 難易度:★☆☆

 「簿記の基本から知りたい」という人向けの本です。ファッションショップを開業した簿記を知らない青年が、ベテラン経理ウーマンに簿記を一から教えてもらうストーリーです。

 入門書は、いろいろ出回っていると思いますが、この本は文章量が比較的少なく、イラストや押さえておくべきポイントの配置が定まっていて、読みやすい構成となっています。簿記3級の取得を目指している人にとって、とっかかりとしてよいでしょう(簿記3級の試験範囲のうち、半分くらいをカバーしています)。

【2】『BARレモン・ハート 会計と監査 PART2』古谷三敏
   難易度:★★☆

 時価会計やIFRS(イファース)など、新聞に頻繁に登場する言葉や会計監査の仕組みについて理解できるマンガです。1話完結で12話収録されています。

 マンガは、バー「レモン・ハート」の常連さんの会話がベースとなって進行します。まじめな会話がバーで繰り広げられるのはあまり見掛けない光景かと思いますが、意外と違和感がありません。

 公認会計士たちにより組成された日本公認会計士協会が監修していて、しっかりした内容になっています。一方で、マンガ形式になっていることから、理解しやすい内容となっています。

【3】『ザ・ゴール』エリヤフ・ゴールドラット 難易度:★★☆

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