“デスクトップOSもクラウドから”にはまだ早い?:その知識、ホントに正しい? Windowsにまつわる都市伝説(11)
今年5月のTechEdにおいて、Microsoft AzureでWindows 7/8.1のイメージが利用可能になったことが発表されました。それだけ聞くと“いよいよデスクトップOSがクラウドで動く時代が来たか!”と早合点してしまいそうですが……。
Microsoft Azure上のWindows 8.1クライアント、使ってみました!
2014年5月に米国ヒューストンで開催されたマイクロソフトのイベント「TechEd North America 2014」では、Microsoft Azureの仮想マシンギャラリーでWindows 7およびWindows 8.1のイメージが利用可能になったことが発表されました(関連記事:マイクロソフト、クラウドとモバイルにフォーカスした企業向け新サービスを発表)。でも、ちょっと待ってください。ご利用上の注意をよく読みましょう。
マイクロソフトのIaaS(Infrastructure as a Service)である「Microsoft Azure仮想マシン」の仮想マシンギャラリーでは、5月から次の6つのWindows 8.1およびWindows 7のイメージが利用可能になっています(画面1)。
- Visual Studio Ultimate 2013 Update 2/Windows 8.1 Enterprise(x64)
- Visual Studio Ultimate 2013 Update 2/Windows 8.1 Enterprise N(x64)
- Windows 7 Enterprise Service Pack(SP)1(x64)
- Windows 7 Enterprise N SP1(x64)
- Windows 8.1 Enterprise(x64)
- Windows 8.1 Enterprise N(x64)
6つと言いましたが、その半分は「Nエディション」(Windows Media Playerなどのメディア関連を含まない欧州向けのエディション)なので、実質は“Windows Studio Ultimate 2013 Update 2がインストール済みのWindows 8.1”と、“OSのみのWindows 8.1およびWindows 7 SP1”の3つのイメージということになります。
- WindowsのNエディションとは(マイクロソフト)
EnterpriseエディションだからRemoteFX USBが使える
試しに、Visual Studio 2013入りのWidows 8.1 Enterpriseイメージを選択して、Microsoft Azureに仮想マシンを作成してみました。仮想マシンのプロビジョニングはわずか数分で完了し、Windows標準の「リモートデスクトップ接続」クライアント(Mstsc.exe)を使用してクラウド(Microsoft Azure)上の仮想マシンのデスクトップに接続できるようになります。
仮想マシンは日本リージョン(Microsoft Azureの東日本および西日本データセンター)にも作成できるので、低いネットワークレイテンシで快適に利用できます。RDP(リモートデスクトッププロトコル)7.1以降に対応したクライアントから接続すれば、RemoteFXテクノロジ(ただし、仮想GPU機能であるRemoteFX 3Dビデオアダプターを除く)のパフォーマンスやエクスペリエンス機能を利用できるので、さらに快適に使えるでしょう。
Windows 8.1はEnterpriseエディションなので、Enterpriseエディション限定のRemoteFX USBデバイスリダイレクト機能を利用して、ローカルのUSBデバイスをクラウド側の仮想マシンで利用することも可能です。
なお、仮想マシンギャラリーのWindows 8.1のイメージは英語版で提供されますが、コントロールパネルの「言語(Language)」から「日本語」言語パックをダウンロードしてインストールすれば、完全に日本語化することが可能です(画面2)。Windows 7 SP1の場合は、Windows Updateのオプションの更新プログラムから「日本語」言語パックをインストールすることができます。
MSDNサブスクライバーに用途限定で提供
Microsoft Azureの仮想マシンでは、Windows Server 2008 R2 SP1以降のWindows Serverと、いくつかのLinuxディストリビューションがゲストOSとして正式にサポートされています。Windows Server 2003 R2以前のレガシーなWindows ServerやWindowsデスクトップOSはサポートされていないだけでなく、ライセンス上、許可されてもいません。
今回、新たにWindowsデスクトップOSの仮想マシンイメージが利用可能になったということで、“これからはWindowsのデスクトップ環境や最新のVisual Studio開発環境を使いたいときに使いたいだけ、クラウドから時間借りできる!”あるいは“Microsoft VDIをクラウド上に構築できる”と早合点してしまう人もいそうですが、決してそういうことではありませんのでご注意ください。
仮想マシンギャラリーのイメージの説明にしっかりと書いてありますが、“WindowsデスクトップOSのイメージは、MSDN(Microsoft Developer Network)サブスクリプション契約者に対して提供されるもの”です。その用途は、WindowsデスクトップOSを対象としたアプリケーションの開発とテストに限定されます。
また、Visual Studioを含むイメージはUltimateエディションなので、そのVisual Studioで開発を行うには「Visual Studio Ultimate with MSDNサブスクリプション」に関連付けられたMicrosoftアカウントによるライセンス認証が必要になります(画面3)。Visual Studio Premium with MSDNや、Visual Studio Professional with MSDNサブスクリプションのライセンスでは開発環境を利用できません。
では、Visual Studio Ultimate with MSDN以外のサブスクリプション契約者はMicrosoft Azure仮想マシンでVisual Studioを使えないのかというと、そうではないのです。
Visual Studio PremiumやProfessionalを含むWindows Server 2012の仮想マシンイメージなら、以前から仮想マシンギャラリーで利用可能です。あるいは、Windows 8.1またはWindows 7 SP1のイメージで作成した仮想マシンに、MSDNサブスクリプションから入手できるライセンスを持つVisual Studio製品をインストールして利用するという方法もあります。
以下の「仮想マシンのライセンスFAQ」に記されている通り、MSDNサブスクリプションには、MSDNに含まれるソフトウェア(ただし、WindowsクライアントおよびWindows Serverを除く)をMicrosoft Azure仮想マシンにインストールして使用する権利があります。
ちなみに、すでにMicrosoft Azure仮想マシンまたはローカルPCのVisual Studio 2013の開発環境が利用できる場合、Microsoft Azureの管理ポータルにアクセスしなくても、Visual Studioの「サーバーエクスプローラー」から開発、テスト用のWindows 7またはWindows 8.1仮想マシンをMicrosoft Azureに直接プロビジョニングして、リモートデスクトップ接続やWindows PowerShellで接続することが可能になっています(画面4)。
そもそもWindowsデスクトップOSのホスティングはNG!
Microsoft Azure仮想マシンにおけるWindows 8.1およびWindows 7の仮想マシンイメージの提供は、MSDNサブスクリプションの特典として用途限定で例外的に許可されるものです。
先ほどの「仮想マシンライセンスのFAQ」のページにも書いていますが、そもそもWindowsデスクトップOSの製品使用権では、Microsoft Azureのようなマルチテナント型ホスティングでの使用は制限されています。これは、Microsoft Azure仮想マシンに限った話ではなく、他社のパブリッククラウドでも制限されます。つまり、パブリッククラウドを利用して、VDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクック基盤)を構築するということは、マイクロソフトの現在のライセンス体系では不可能ということになります。
WindowsデスクトップOSを使用しないVDI環境であれば、現在のライセンス体系でもパブリッククラウドで実現可能です。それは、Windows Serverのリモートデスクトップ(RD)セッションホストをMicrosoft Azure仮想マシンや他社のパブリッククラウドでホストして、マルチユーザーで利用する方法です(画面5)。Windows Server 2008 R2のリモートデスクトップサービス(RDS)はWindows 7相当、Windows Server 2012のRDSならWindows 8相当、Windows Server 2012 R2のRDSならWindows 8.1相当のデスクトップ環境を提供することが可能です。
画面5 Windows Server 2012 R2 UpdateのRDSで構築したセッションベースの仮想デスクトップ。Windows 8.1 Updateと同じエクスペリエンスを提供できる。2014年1月からはRDS CALの権利が拡張され、クラウド上にサーバーを配置できるようになった
サービスプロバイダーの場合は、「Microsoft Services Provider License Agreement」(SPLA)というライセンスプログラムを通じて、そのようなサービスを提供可能です。その場合、エンドユーザーは「RDS CAL」(クライアントアクセスライセンス)ではなく、「RDS SAL」(サブスクライバーアクセスライセンス)でリモートデスクトップ接続することになります。
また、企業が独自にセッションベースの仮想デスクトップ環境をクラウド上に構築することも可能です。マイクロソフトは2014年1月にマイクロソフト製品使用権を改定し、RDS CALのクラウドでの使用が許可されました。このライセンスの改定については、前出の「仮想マシンライセンスのFAQ」で説明されています。
なお、エンドユーザーが所有するWindowsデスクトップOS用のVDIサーバーを、マルチテナントではない、顧客専用のホスティング環境でハウジングするかたちでサービスプロバイダーがVDI環境をサービスすることは許可されています。
“クラウドでVDIしない理由はコスト節約のため”という都市伝説
“クラウドのVDIサービス”といえば「Amazon WorkSpaces」など、いくつかサービスを目にしたことがあるかもしれません。例えば、Amazon WorkSpacesは、Amazon Web Servicesのクラウドにデスクトップ環境を簡単にプロビジョニングでき、Windows 7エクスペリエンス環境を提供するサービスです。
この種のVDIサービスは、WindowsデスクトップOSをクラウドにホストしているわけではありません。Windows 7エクスペリエンスを提供するAmazon WorkSpacesは、Windows Server 2008 R2のRDSを、SPLAのライセンスに基づいて提供する“セッションベースのVDI環境”になります(画面6)。
画面6 Amazon WorkSpacesは、Windows Server 2008 R2のRDSでWindows 7エクスペリエンスを提供するもの。Windows 7そのものではない理由は、ライセンスコストではなく、WindowsデスクトップOSのライセンス制限にある
WindowsデスクトップOSそのもののVDIをクラウドで提供できないのは、Microsoft VDIのライセンスコストが高いからという記事を見たことがあります。しかし、本当の理由はライセンスコストではなく、WindowsデスクトップOSのライセンス上、許可されていないということになります。つまり、技術的には可能でも、やってはいけないのです。
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筆者紹介
山市 良(やまいち りょう)
岩手県花巻市在住。Microsoft MVP:Hyper-V(Oct 2008 - Sep 2014)。SIer、IT出版社、中堅企業のシステム管理者を経て、フリーのテクニカルライターに。マイクロソフト製品、テクノロジを中心に、IT雑誌、Webサイトへの記事の寄稿、ドキュメント作成、事例取材などを手がける。個人ブログは『山市良のえぬなんとかわーるど』。
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