Microsoft RemoteAppで何ができるの?:その知識、ホントに正しい? Windowsにまつわる都市伝説(5)
2014年5月12日(米国時間)から米国で開催中のマイクロソフトのイベント「TechEd North America 2014」では、Microsoft Azureに関するさまざまな発表が行われました。今回はその中から1つ、誤解されそうな「Microsoft RemoteApp」について取り上げます。
Microsoft Remote DesktopアプリにMicrosoft RemoteAppが来た!
第1回「RDPとRemoteFXのお話[その1]」で紹介した、Android、iOSおよびMac OS X向けの「Microsoft Remote Desktopアプリ」(無償)ですが、5月12日付でバージョン「8.0.6」の更新版が公開されました(iOS版は現在「8.07」)。
新バージョンの新機能の1つに“Support for Microsoft RemoteApp”があり、アプリのUIに「Microsoft RemoteApp」という項目が追加されました(画面1)。
「Microsoft RemoteApp」を開くと、「Microsoft RemoteApp(Preview)」というページが開き、Microsoftアカウントを指定できるようになっています。ここにMicrosoftアカウントのメールアドレスを入力し、パスワード認証を済ませて進むと、「Word 2013」「Excel 2013」「PowerPoint 2013」のアイコンが表示されます(画面2)。そして、これらのアイコンをクリックすると、フルバージョン(Windows版)のMicrosoft Officeアプリケーションが開始して、何やらサンプルらしき英語のドキュメントが開きます。
このMicrosoft RemoteAppの機能は、Microsoftアカウントを持っていれば誰でも体験できます。実は、Windows向けにも用意されていて、後述するサイトから「Microsoft RemoteApp」アプリをダウンロードして体験することができます(画面3)。
何も知らずに体験してみると、フルバージョンのMicrosoft Officeアプリケーションの提供方法として、リモートデスクトップ接続のRemoteAppのテクノロジを利用したサービスをマイクロソフトが準備しているのかと思うかもしれません。
おそらく、プレビュー版(Preview)と正式リリースの違いを考えたことがない多くの一般の人は、“タダなんて太っ腹! でも、日本語版はまだなの、ないの?”なんて思うかもしれません。でも、マイクロソフトにそんな計画はおそらくないでしょう。
Microsoft RemoteAppはAzure RemoteAppのクライアント機能です
実は、「Microsoft RemoteApp」アプリは、Microsoft Azureに追加予定の新しいサービス「Microsoft Azure RemoteApp」と“対になる”もので、Microsoft Azure RemoteAppのクライアントとして機能するものです。この新しいサービスは2014年5月12日(米国時間)からプレビュー版の提供が開始されました。Microsoft Azureのサブスクリプション契約(無料の試用版を含む)があれば、プレビュープログラムに参加して評価することができます。先ほどのデモアプリだけなら、つまりクライアント機能を試してみるだけなら、「Experience RemoteApp Now」から開始できます。Microsoft Azureを契約する必要はありません。
Microsoft Azure RemoteAppは、Microsoft Azureのクラウド上で実行されるWindows Serverインスタンスにインストールされたアプリケーションを、「リモートデスクトップサービス」(RDS)を利用して、RemoteAppプログラムとしてインターネットまたはVPN(仮想プライベートネットワーク)経由でユーザーに提供するサービスです。
Microsoft Azureを利用したDaaS(Desktop as a Service)を、簡単に構築できるようにするサービスと言ってもよいでしょう。このサービスが存在しなくても、Azure仮想マシンにWindows Server仮想マシンを展開し、リモートデスクトップサービスを構成してDaaSを実現することは現在でも可能です(*1)。
(*1)以前はこのようなMicrosoft Azureの利用形態は、サービスプロバイダー向けの「RDSサブスクライバーアクセスライセンス」(SAL)でのみ許可されていましたが、2014年1月1日よりソフトウェアアシュアランス(SA)付きのRDS CAL(クライアントアクセスライセンス)を持つボリュームライセンスユーザーにも許可されています。
プレビュー版では、Microsoft Office 2013 Professional PlusがインストールされたWindows Server 2012 R2のテンプレートからMicrosoft Azure RemoteAppのサービスを数クリックで作成することができ、有効なMicrosoftアカウントまたは組織のアカウント(Microsoft Azure Active Directoryのドメインアカウントまたはグループ)を登録することで、インターネット経由でこのサービスへのアクセスを許可することができます(画面4)。
標準では7つのOfficeアプリケーションがユーザーに公開されますが、「電卓」や「ペイント」「Adobe Reader XI」など、テンプレートのイメージで利用可能なアプリケーションを追加で公開することが可能です(画面5)。また、アクティブなユーザーセッションの監視や切断、ログオフ、メッセージの送信も可能です。
プレビュー版に用意されているテンプレートは英語版の仮想マシンイメージであり、管理者権限でデスクトップ全体にリモートデスクトップ接続するオプションは用意されていません。そのため、言語パックを追加して日本語化したり、別のアプリケーションをインストールして公開したりするということはできないようです(画面6)。また、プレビュー版はMicrosoft Azureの日本リージョンでは提供されていないため、ネットワークの遅延の影響が気になるところです。
企業ユーザーはVPNとともにサービスを構成して、企業内ユーザーにアプリケーションを提供できるようです。また、Windows Serverのカスタムイメージをアップロードしてサービスのテンプレートとして利用することもできるようです。プレビュー版で日本語環境を利用するには、この方法しかないようですね。試してみたいところですが、どちらも筆者個人のインターネット環境ではNAT(Network Address Translation:ネットワークアドレス変換)や帯域幅の問題があるので難しそうです。
Microsoft Azure RemoteAppはまだプレビュー段階です。正式リリースではどう変わるか分かりません。DaaSを自社あるいは顧客のビジネスに導入しようと計画しているなら、プレビュープログラムに参加する価値はあるかもしれません。取り入れてほしい機能があれば、フィードバックすればよいのです(Windows版アプリからフィードバックできます)。
Microsoft Remote Desktopアプリは最初からRemoteApp対応です
RemoteAppが今回のMicrosoft Remote Desktopアプリ(Android、iOSおよびMac OS X版)の更新で利用可能になったと勘違いする人もいるかもしれません。本連載第1回でも触れましたが、これらのアプリは最初のバージョンからRemoteAppをサポートしていました。Microsoft RemoteAppやMicrosoft Azure RemoteAppの話ではありません。Windowsでは「RDP(リモートデスクトッププロトコル)6.1」から利用可能になった、通常の「RemoteApp」(旧称、TS RemoteApp)プログラムへの接続機能のことです。
通常のRemoteAppプログラムは、リモートデスクトップ接続の接続情報を記述したRDPファイル(拡張子.rdp)を用意する必要がありますが、Windows以外のMicrosoft Remote Desktopアプリでは「Remote Resources」から利用できます。「Remote Resources」は、企業内に展開されているリモートデスクトップサービス(セッションベース、仮想マシンベースおよびRemoteAppプログラム)への接続機能を提供するもので、Windows 7以降のコントロールパネルにある「RemoteAppとデスクトップ接続」に相当します。
なお、「Remote Resources」を構成するには、Windows Server 2008 R2以降のリモートデスクトップサービスの基盤を整備して、RemoteAppプログラムを公開する必要があります(画面7)。これは企業向けの機能であり、個人ユーザーが利用できるようなものではありません。
画面7 Windows Server 2012 R2で構築したリモートデスクトップ環境におけるRemoteAppプログラムの公開例。Microsoft Azure RemoteAppは、オンプレミスのこの環境をクラウド上に簡単に構築してサービスできるというもの
以下の写真1、写真2は、Android 2.3タブレット端末で「Remote Resources」を構成し、Windows 8.1のVDI仮想デスクトップにインストールされているWord 2013を操作しているところです。タブレット端末のAndroidがちょっと古いですが、子どもの教材を拝借して試してみました。ちなみに、Android 2.3はアプリを最新バージョンに更新しても、「Microsoft RemoteApp」は利用できません。
一般の個人の方は、Microsoft RemoteAppなんて見なかったことにしておくのが無難です。
写真1 Microsoft Remote Desktop for Androidで「Remote Resources」を構成したところ。デスクトップやRemoteAppプログラムへの接続をここから開始できる
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筆者紹介
山市 良(やまいち りょう)
岩手県花巻市在住。Microsoft MVP:Hyper-V(Oct 2008 - Sep 2014)。SIer、IT出版社、中堅企業のシステム管理者を経て、フリーのテクニカルライターに。マイクロソフト製品、テクノロジを中心に、IT雑誌、Webサイトへの記事の寄稿、ドキュメント作成、事例取材などを手がける。個人ブログは『山市良のえぬなんとかわーるど』。
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